2010だいち交流会レポート~だいち交流会 横浜中区会場 |
2010年4月9日 大地を守る会 事務局 栗本 遼 |
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テーマ | 畑・果・田 探検しましょう! | |
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主催グループ | 横浜中区会場 実行委員会 | |
会場 | 横浜酒販会館 | |
参加人数 |
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生産者 | 26名 | |
消費者会員 | おとな19名 子ども8名 | |
事務局 | 14名 |
横浜中区会場の今回のテーマは、「畑・果・田 探検しましょう!」。畑・果物・田んぼのそれぞれの生産者の方にご登壇いただき、虫や病気の話を伺いました。
【畑】 愛知県の天恵グループの津田敏雄さん。ブロッコリーやキャベツ、グリーンセロリ、大根などを出荷しています。ネコブ病(アブラナ科でよく起こる根から腐ってしまう病気)の話などを伺いました。ネコブ病は、一般では土壌に使う農薬で防ぐことが多いのですが、大根やグリーンセロリと輪作をすることで、土作りを工夫し防いでいるそうです。
【果】 熊本県の肥薩自然農業グループの新田九州男さん。しらぬいを中心に柑橘類を出荷する生産者さんです。柑橘類の表皮を黒くしてしまう病気は、多湿で増えるスス病があったり、乾燥で増えるサビ病があったり、症状は似ていても原因が違うという話は印象的でした。スス病は収穫時に拭けば取りのぞけますが、乾燥時に発生するサビ病は、まだ実が小さい段階で発生するので見落とされやすく、気づいた収穫時には取り除けず苦労しているとのことでした。
【田】 みずほ生産者グループの菅原専一さん。生物多様性のある田んぼ作りをめざしているそうです。田んぼの中では、虫が動くことで水が濁り、土に陽が届かなくなります。それが、雑草の発芽を抑え、除草効果になるなど、生物の豊かな田んぼは農薬に頼らないことに繫がるのです。田んぼの一部にはビオトープを設け、田んぼから水を抜く時期でも生物が生きられるよう配慮もしているとのことでした。
その後の交流会では、各机で生産者・消費者・事務局まじっての交流となりました。消費者の方は、生産者の現状を知ったり、苦労しつつも新しいことに取り組んでいる話を伺ったりでき、一方で生産者の方も消費者の方が何を期待しているのか確認でき、とても意味のある交流ができていたように思います。ご来場いただいた皆様、天候のよくない状況にも関わらず、本当にありがとうございました。
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