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NEWS大地を守る9月号番外編

大地を守る会の配送員をご紹介します

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いつも大地を守る会をご利用いただき、ありがとうございます。

NEWS大地を守る9月号「今日も安心をはこぶ」はお読みいただきましたでしょうか。大地を守る会の物流センターへ行き、食べ物を運ぶ人たちの様子をレポートした特集です。「今、見つめ直す食の在り方」という視点で物流の様子をお伝えしています。
https://www.daichi-m.co.jp/manabu/31612/

「食べ物のリレー」の最終ランナーとなり、会員様に直接お会いするのが、配送を担当するスタッフ「配送員」。ここでは紹介しきれなかった、配送員の人たちのありのままの姿やその人柄、普段どんなことを考えているのか、4人の人たちに話を聞きましたので、NEWS大地を守る9月号番外編として、ご紹介させていただきます。

(聞き手・構成/大地を守る会 配送管理担当 鈴井)

それではどうぞお読みください!

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座間センター・森淳(もりじゅん)

森さん、インタビューの冒頭でマスクをとってもらうと、さわやかで柔和な笑顔を見せてくれました。前職は、コンビニの本部社員として店長さんたちと一緒に仕事をしていたそうですが、そのとき「接遇」などの指導教育も積極的に行っていたのだとか。
”笑顔の声”という意味の「笑声(えごえ)」や、「声の表情」というのは、体に染みついているくらい自分の中でも大切にしているのだそうです。

コロナ禍で、配送員はほとんどの時間、マスクをつけっ放しです。暑いときや重いものをもつとき、どうしても険しい表情になってしまうかと思い、そんな時はコミュニケーションとりづらくないですか?と聞いてみましたが、
『いや。声の表情が笑っていれば、大丈夫だと思いますよ』
とさらりと言ってのける森さん。人と打ち解けたりするのが得意なようです。
普段配送している会員様の中にも、あえて少し時間をとって雑談をする方もいらっしゃるのだとか。
『その会員様もおしゃべりが好きみたいですし、私にとってもちょっとした楽しみです』
とのこと。他にも
同僚の代打などで顔見知りの会員様に久しぶりにお会いしてお話できると嬉しいですね
と笑顔をほころばせました。慌ただしくなりがちな毎日のなかで、ほっこりする時間を持つようにしているのですね。

そのスタンスは同僚との間でも発揮しています。体力仕事のわりに平均年齢があがっているのは座間センターも同じ。班長という立場になった森さんは、年上&先輩に対して、言うべきことを言いつつも、あえて”若造”としてふるまい、周りを引っ張っています。

森さん、ありがとうございます。人当たりの良さと、その柔和な笑顔を大切に、大地を守る会の配送を、これからもよろしくお願いいたします。

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立川センター・田中靖資(たなかやすし)

田中さんは、このお仕事を23年ほど続けています。
担当地域はほぼずっと山梨県の甲府方面。東京都立川市のセンターから毎日、甲府方面までお届けをしています。23年の年月。
これまで一番大変だったのはどんなことでしたか?という質問には
『2014年の大雪のとき、甲府地域の積雪量は1m以上、いよいよ車は走れなくなって、車を置いて帰らざるを得なくなり、藤野駅まで徒歩で戻りました。なんとか到着したものの電車はほぼ動いておらず、偶然動いていた最終列車か何かに滑り込むことができました。』
というのは、たーっくさんあるエピソードのほんの一部。これまで23年間、大雪や台風、豪雨、交通トラブルなど数々の厳しい場面があったと思いますが、それも何とも無かったかのように、穏やかに話てくれました。そして
『例えば積雪の時、配送先でスタックして困っていると、近隣の方が、牽引してやろうか、と声をかけてくれたり、色々な方に支えられていますよ
とどこまでも謙虚な田中さんです。田中さんも長く続けていますが、長く続けて下さっている会員様のことも紹介してくれました。
あるとき、会員様の娘さんから、母が亡くなりましたが、母は田中さんのファンだったんですよ、と言われたこともあります』と。
『その方のお孫さんが3,4歳の時からお伺いしていて、「ほら、田中さんにお茶をどうぞ」って言いなさい、なんてやさしくしてもらったりして…。』
というお話も。

毎週1回ご自宅までお伺いするということは、そのご家族のストーリーに寄り添うことにもなるのですね。玄関前でかわす挨拶と、ほんの少しの会話。会員様によっては話が弾むこともあるし、一言二言のやりとりで終わることもある。相手の様子を感じながら接し方や距離感を変えて、気持ちよく受け取っていただけるようにお届けする。
会員様からお手紙をいただいたこともあるそうです。そこには「田中さんが来て下さると食の一週間の始まりという感じがする。」という温かいお言葉も。
『これは本当に宝物ですよ』
とはにかんでいましたが、ベテランならではの、控えめなプライドを感じさせます。

会員様に伝えたいことはありますか?と尋ねると
『ありがとうと言ってくださったり、ねぎらってくださるのも嬉しいのですが、大地を守る会の食材を召し上がってどうだったのかをお話して下さると、それが励みになりますし、より一層丁寧にお届けしようという気持ちにもなりますので、お話聞かせていただきたいです。』
と話してくれました。
作る人と食べる人と運ぶ人がつながる実感を、田中さん自身もやりがいと感じているのですね。

田中さん、いつもありがとうございます。体が持つ限り続けていきたい、というベテランの声を重く受け止めて、大地を守る会もずっと長く続けていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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目黒センター・比嘉政行(ひがまさゆき)

今の仕事についてまだ約半年の比嘉さん。前職は、ガスボンベなど重いものを法人客に納品するドライバーで、それ以前は営業職をされていたのだそう。重いものを運ぶことに限界を感じたことと、個人のお客様と接する機会があるということで、今の仕事を選んだとのこと。実年齢より若く見えるお兄さん的スマイルで明るく話してくれました。

今困っていることはありますか?と尋ねると
『まだ時々ミスしてしまうことがあります。常に、繰り返し、確認をするように心がけていますが、自然と体が動くまでには至っていません。』
と真摯な受け答え。日頃からふりかえりを欠かさないようで
特別なことが何も無ければ動けるのですが、何か予期せぬことがあると、リズムが狂ってしまったり、忘れそうになってしまうので、意識的に落ち着くように、集中力を取り戻すように気をつけています。』と話します。特に今の時期は、酷暑の中で意識が散漫になりやすいので、あえてゆっくり、休憩も多くとって、安全確実に対応してほしいところ。

しかし、そんな真面目な比嘉さんを周囲は明るくフランクに支えているようです。
『配送に出ると基本的にひとりきりです。どうもうまくいかないな、と思ったことは、センターに戻ってから先輩たちに聞きます。すごく聞きやすい雰囲気があるので助けられています。』
この先に向けても前向きです。
『先輩たちを見ていると、動きに迷いが無いし、無駄がないです。私はまだ自分のカタチを作っていっている段階。いかにスムーズに動けるか。早く確立したいですね』と意欲的に語ってくれました。
『この仕事について良かったと思っています。長く続けたいですね』
という比嘉さん。つい先日は2番目の子が生まれたそうで、公私ともに充実している比嘉さんの今後の活躍が楽しみです。

比嘉さん、ありがとうございます。大変なことも多い仕事ですが、やりがいも膨らんでいくかと思います。一緒に頑張っていきましょう。これからも、大地を守る会の配送を、よろしくお願いいたします。

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和光センター・菊池健之(きくちけんじ)

この仕事を始めてちょうど10年という36歳の菊池さん。この仕事を始めた理由は、安全・安心な食に興味があって見つけた会社に惚れ込んだ、とのこと。模範解答的なその核心を掘り下げて聞いてみると
『実家が飲食店をやっていて、両親からも体に良いものを体に入れるようにしなさいと言われていました。安全で安心な食というものを調べるうちに大地を守る会のことを知りました。何か関係する仕事ができないかとさらに調べると今の会社に出会い、色々な縁がつながって入社することになりました。』
というエピソードを教えてくれました。この部分が共感できているのは強いです。

この仕事のどんなところが好きか聞いてみると
『数は少なく、貴重な時間ですが、会員様と話が弾むことがあり、会員様が作られた料理のことを教えてもらって、それを自分でもやってみたりするのは楽しいですね。会員様から教わって勉強になることがけっこうあります。
菊池さんはお料理も好きで土日は家族にふるまうこともあるそうです。 プライベートでも家族を連れて100万人のキャンドルナイトに参加するなど、仕事だけではない付き合いを楽しんでくれています。 (※100万人のキャンドルナイト:「でんきを消して、スローな夜を」を合言葉に、2003年に大地を守る会が呼びかけてスタートしたムーブメント。夏至と冬至の夜8時から10時の2時間、電気を消してロウソクの灯火の下、ひとりひとりがゆっくりと考える時間を持つことを提唱しています。)

楽しいことばかりではないですよね?と質問してみると
この数か月ありがたいことに会員様人数が急増して、1件1件のちょっとした対応が重なることで、徐々に徐々に遅れ気味になってしまうとき、お待ちになっている会員様に、むしろ心配していただくこともあって、心苦しく思います。』『私たちは待ってくださっている会員様に届けるのが仕事です。雨の日の風の日も。それは使命感にも近いものがあります。』
と強い責任感で日々の配送にあたっていることを話してくれました。

最後に何か一言ありますか?と尋ねると
『会員様から、我々配送員に感謝してくださっていることが伝わってきます。コミュニケーションしづらい状況ではありますが、私たちもそのことに対してとても感謝しています。このような機会でもないと伝えづらいので、是非お伝えしたいです。いつもありがとうございます。』

菊池さんのような方が大地を守る会の配送を支えてくださることは本当に心強く、頼もしく感じます。いつもありがとうございます。大地を守る会の配送を、これからもどうぞよろしくお願いします。

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。