社会貢献活動(CSR)

歴史風情の町・柳川のキャンドルナイト「燈明の夜やながわ」とは?

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「でんきを消して、スローな夜を」、100万人のキャンドルナイト。決まっているのは、夏至と冬至の夜2時間の間、電気を消してキャンドルの灯りのもとで過ごそう、ということだけ。世界中の誰でもできるムーブメントです。福岡県柳川市では「燈明の夜(とうみょうのよる)やながわ」(※)と称したキャンドルナイトが行われています。実行委員長は、大地を守る会でもおなじみの成清海苔店の成清忠(なりきよ・ただし)さんです。成清さんにお話をうかがいました。 燈明の夜やながわ (※)「燈明」とは神仏に供える灯火のことで、闇(無明)を照らす智慧の光とされ、重要な供養のひとつとされるのだそう。(by wikipedia)会場は眞勝寺さんです。 「100万人のキャンドルナイト」特集記事はこちらから

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寄り添う心と共にスタート

―燈明の夜が始まった経緯と、そして今でも続けている理由を教えてください。 成清:個人的には家庭内で100万人のキャンドルナイトに参加してきました。いつかこの柳川でキャンドルナイトができればと思い続けていたとき、折しも東日本大震災が発生。微力ながら何か復興支援のお手伝いができないか、原発に頼らないエネルギーの推進ができないか、そして灯りの中で犠牲になった人々のことを想い、寄り添うことができないか、という私の気持ちを仲間に訴え、5人からスタートしました。 持続可能な社会を目指して、100万人のキャンドルナイトの呼びかけに賛同し、復興支援や自然エネルギー推進を目的に、寄り添う心と共に開催しています。参加者それぞれ、友人、家族、恋人同士で、思い思いに、ゆったりスローにすごす時間が増えればいいなと思い続けています。
燈明の夜やながわ

市の広報誌の表紙を飾ったことも(画像提供:広報やながわ)

  ―企画運営に携わる人々の想いや、これまでの燈明の夜に参加された方々から寄せられた共感の声を教えてください。 成清:「家族で竹灯篭を囲んで静かにお話しする姿がよかった」 「二人連れの若い女性が、ひとつひとつの灯りを何も言わずぼんやりと眺めている姿に、これぞ目指すものと感じた」 これらは実行委員会の声。 つづいて参加された方の声。 「ぼんやりとお寺の境内に浮かぶ灯りたちが神秘的で、引き寄せられるものがあった」 「灯りを眺めていたら、自然と被災地のことが頭をよぎった」 「離れて暮らす子どもの顔を思い出しながらろうそくを眺めた」 「子どもたちが紙袋に書いたメッセージ灯篭に、ハッとすることも多かった。大人ももっと立ち止まることが必要だと感じた」などなど。 燈明の夜やながわ

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「私たち自身が被災したとき、何ができるのか?」

―熊本・大分の地震から1年が経ちました。復興支援を中心に据えた「燈明の夜」として、2017年の開催コンセプトを教えてください。 成清:今回11回目を迎えます。そして、とても身近に起きた熊本・大分の地震から1年が過ぎました。復興支援のためのマルシェ(野菜、くだもの、畜産品、他加工品の販売)は引き続き行います。 これまでのテーマに加え、「私たち自身が被災したとき、何ができるのか?」をテーマに開催します。 災害はいつ自分に降りかかってくるかわかりません。この数年の災害の教訓は、私たち自身に備わったのでしょうか。災害をふりかえるとき多くの人が援助する側の気持ちになると思いますが、いざ被災したときに何をすべきか、何ができるのか、意識することが大切だと思います。毎日それだけを考えているわけにはいきませんが、このような機会を持つことで、来場者はもちろん、主催者の私たちもしっかり意識して、いざというときに備えたいと思います。  

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町全体の備蓄水「ウォーターバンク・プログラム」とは

―「ウォーターバンク・プログラム」なるものが始まるそうですが、これについて教えてください。 成清:これまで燈明の夜では、被災地の復興支援を主テーマにしてきましたが、今回新たに、「私たち自身が被災したとき、何ができるのか?」を考える夜にしたいと考えました。 震災や災害で避難を余儀なくされた時、それはライフラインも断絶された時。そんな経験をした方たちに話を聞くと、何はなくとも「水」という声をよく耳にします。日常生活では蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水も、ひとたび断たれるとそのありがたさがよくわかります。そこで危機管理の一つとして、今私たちにできることを考えました。 備蓄用の「水」を確保する、名付けて「ウォーターバンク・プログラム」を始動します。当日、会場に備蓄用「水」購入のための募金箱を設置させていただきます。 皆様からの善意をもとに水を購入し、しかるべき場所に備蓄します。その場所は市民の皆さんに周知をして、ひとたび有事の際には必要とする方々に活用していただこう、というプログラムです。この水は一年間備蓄し、翌年の燈明の夜において、再度購入のためのご寄付を募り、新たに水を購入する資金とさせていただきます。もちろん、備蓄しておいた水は、燈明の夜の当日もしくは何らかの形で有効活用させていただきます。 この活動を繰り返すことで、命の源である「水」のありがたさを感じ、備えることの大切さを知る機会となることを目指します。  

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「持続可能な社会」を目指して・・・

燈明の夜やながわ ―燈明の夜の実施を通じて、どのような社会を実現していきたいですか? 成清:「持続可能な社会」を実現したいのですが、とはいえ、実行委員会の中で、全員が寸分の狂いもなく同じ方向に向かっているわけではありません。今はっきりと意思がまとまるのは、①復興支援、②竹灯篭を飾り来場者にスローな夜を過ごしていただく、③実行委員会である自分たちも楽しむ、ことです。 来場者の中にもいろいろな考えの方がいます。原発問題に過敏になる人、追悼の法要をすることにも宗教的に反応する人、偏見をもって捉えている人。考え方は多様にあっていいと思います。でも違うからと言って敵視したり蔑視したりせず、同じテーブルについて正面からお話ができる、そんな社会になってほしいし、そんな「燈明の夜」になればいいなと思っています。  ―インタビューを終えて。 被災した人々のことを想う、町全体の災害への備えを考える、そして行動する、成清さんたち実行委員の方々の優しさや決意が伝わってくるようでした。100万人のキャンドルナイトは世界中の誰でもできるムーブメントです。

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大地を守る会とJ-WAVEも港区増上寺で開催します!

100万人のキャンドルナイト@増上寺2017オフィシャルサイト
  • 日時 2017年6月17日(土)11:00~21:00
  • 会場 大本山 増上寺(東京都港区)
  • 企画 ―ORGANIC MARCHE ―ORGANIC FOOD FOREST ―増上寺MOTTAINAIてづくり市
  • STAGE ―CANDLENIGHT STAGE ――出演:K、GAKU-MC、坂本美雨with CANTUS ――M C:GAKU-MC、レイチェル・チャン(J-WAVEナビゲーター)
  • 入場料 無料
  • 主催 大地を守る会・J-WAVE
  • 協力 大本山 増上寺、東京タワー、カメヤマキャンドルハウス、MOTTAINAI
  • アクセス 〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-35
6月17日(土)は港区・増上寺にぜひ遊びに来てください。⇒オフィシャルサイト そして夏至の日は「でんきを消して、スローな夜を」 関連記事はこちら↓ 「100万人のキャンドルナイトが始まったワケ。一番最初の呼びかけ人の想い」 「100万人のキャンドルナイトってどう過ごすの?「第1回のゲストは忌野清志郎さん。『100万人の キャンドルナイト@増上寺』」 「今年の『100万人のキャンドルナイト@増上寺2017』のゲストは?」 「楽しむ人が増えるほど、キャンドルナイトは広がります」 「スターバックスでも『100万人のキャンドルナイト』の灯がともります」 「『いつでも、どこでも、誰でも』参加できる100万人のキャンドルナイトへ」

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。