社会貢献活動(CSR)

会津電力、喜多方ワイナリー計画への挑戦のストーリー vol.2

福島の電力会社がワイン造りって? まっさらな畑にぶどうを植えて-会津電力の挑戦

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福島県会津地域で、再生可能エネルギーの発電供給を行い、原発に依存しない社会づくりをすすめる会津電力株式会社。リスクに強く、地域にねざすべく、規模の小さな太陽光発電所を50箇所運営しています。
会津電力・雄国発電所

会津電力・雄国発電所

 

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喜多方ワイナリー計画とは

この電力会社が、電力ではなく、ワインを造るプロジェクトを始めています。名前は「喜多方ワイナリー計画」。 活用されていなかった農地にワイン用にぶどうを植え、できるだけ減農薬で育て、ワインを醸造し、再生可能エネルギーを使った付加価値のあるワインに仕上げて、地域にも還元しようというプロジェクトです。 現地にはすでに、1メガワットの太陽光発電所が稼働し、見学や交流施設として通称「雄国大學」も併設しています。この施設と農園、そしてワイナリーを核に、地域を活性化させようというものです。  

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電力会社がワインを造るって?

でもどうして“電力会社がワインを造る”のでしょうか? プロジェクトの代表、会津電力副社長の山田純さんは企画書にこう記していました。
会津電力副社長・山田純さん

会津電力副社長・山田純さん

 “会津地域は食もエネルギーも自給できるほどの豊かな自然に恵まれているにもかかわらず、地域に住む私たち自身、震災と原発事故が起きるまでエネルギーに無関心でした。今、私たち大人はそのことを反省し、次世代の子どもたちへ安全なエネルギーと豊かな自然環境を残す責任があります。”
 そして会津電力代表の佐藤彌右衛門さんは、226年続く大和川酒造店の九代目当主。地の水と米で造る、伝統ある地酒造りの技術と誇り。それと同じ精神で地のワインを造れるのではないか。そうした発想から始まったとのこと。そしてこう続きます。
 “高台にある現地からは、遮るもののない広い空と、春から夏にかけては緑に溢れ、秋には稲穂が黄金色の海原のように輝く会津盆地を見晴らすことができます。自分たちが太陽の恵みに生かされていて、エネルギーや食べ物が「あたりまえ」にあるものではないことを楽しみながら「感じる」ことができる場を作りたい”
 

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ぶどうの苗木を植えるところから始まって…

場所は喜多方市の雄国地区。休耕地でしたが、寒暖差もあり水はけもよくぶどう栽培に適していることがわかっています。

場所は喜多方市の雄国地区。休耕地でしたが、寒暖差もあり水はけもよくぶどう栽培に適していることがわかっています。

そして始まったこのプロジェクトを、大地を守る会も応援することになりました。2015年10月、入手が大変困難な国産ぶどうの苗木を手に入れ、試し植えが行われました。 その後、雪深い冬を越し、春を迎え、そしてこの秋、植えてから1年を迎えた2016年11月初旬、畑の様子を確かめに、大地を守る会有志数名で現地を訪れました。 
1年で4mを超える背丈になったものも。ぶどうというと、棚のようになる樹を想像しますが、最初はこんなにひょろっと伸びています。

1年で3mを超える背丈になったものも。ぶどうというと、棚のようになる樹を想像しますが、最初はこんなにひょろっと伸びています。

どの苗木もよく育ち、なかには3mを超えるような立派なものも。昨年植えたものから少しずつ間引き、隣の畑に移し、間隔をあけることで養分が行き届きやすくなるよう整えました。支柱を立てて添え、稲わらで囲って雪囲いに。作業には会津電力の社員、大地を守る会の社員、大和川ファーム(合資会社大和川酒造店に提供する酒米やそばを生産する法人)メンバー、そして東京農工大の学生も参加。しっかり育っていることが確認でき、またこの冬の準備もできてほっとしました。

白ワインぶどうといえばこれ、シャルドネ(Chardonnay)の苗木

 

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社会は自分たちの手で変えることができる!

会津の自然が育むワインはどのようなものになるのか、楽しみです。

会津の自然が育むワインはどのようなものになるのか、楽しみです。

ワインを味わうために、ぶどうの苗を植えるところに携われるなんて、普通ではできない経験です。2年後3年後、食料もエネルギーも自立している、そんな会津を象徴するようなワインが仕上がることを思うとワクワクしてきます。そして「社会は自分たちの手で変えることができる!」このプロジェクトに込められたメッセージに確かな手応えを感じます。   どうぞこのプロジェクトにご注目ください。 こちらの記事もどうぞ⇒ 225年を超える老舗酒蔵が次に目指したのは自然農法ワイン!? その理由は  

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。