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海の生き物盛りだくさん。驚くほど豊かな三浦半島の自然
子どもたちが南相馬市からバスで三浦に到着したのは、前日8月10日の夕方。 今日はあいにくの曇り空で、富士山を正面に相模湾を一望する荒井浜の景色は残念ながら見られませんでしたが、子どもたちはそんなのおかまいなし。朝の8時から海にまっしぐらです。 波の穏やかな入り江を囲むように広がる荒井浜は、砂浜の両脇に岩場があり、岩礁の先の程よい距離の場所に小さな島のような岩があります。 そこに向かってガンガン泳ぎシュノーケリングを楽しんでいる小学校高学年から中学生の子どもたち。「岩の周りには、チョウチョウウオとかソラスズメダイとかいた!」なんて言葉も聞こえてきて、見ただけで魚の種類がわかるのか!とちょっとびっくり。 一方、浜に近い岩場では、小さな女の子たちが磯遊び。「ほらー、やどかり!」「見て見て、カニが卵抱えてるー!」と、子どもたちは生き物を捕まえては見せに来てくれます。 中でも、図鑑片手の“お魚大好きお父さん”と一緒に、去年に引き続き参加した兄弟の“漁師ぶり”は見事なもの。「福島の海よりたくさんいるかも」と見せてくれた小さな水槽の中には、ウニをはじめたくさんの魚が。名前は……もちろんぜんぜんわかりませんが、三浦の海ってすごく豊かなのですね~。【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!
大切なのは、福島に「自分事」として関わってゆくこと
海水浴が楽しいのは、もちろん大人も同じ。今回は「参加したがるお父さんに引っ張られて(笑)」と、揃って参加したご一家もいらっしゃいました。 「私たちが若いころに泳いでいた場所では、もう泳げなくなってしまったから」とはお母さんの言葉。 南相馬市では外遊びが思うようにできないまま5年が過ぎていて、自然の中で過ごす機会をあまり持てないまま育っている小さな子どもたちもいるのかもしれません。 子どもの野外教育プログラムに長年携わり、このツアーも主体となって企画・運営して下さっているNPO「アースマンシップ」の代表・岡田淳さん、副代表・岡田直子さんは言います。 「“生きる”ってどういうことなのか、命ってなんなのか、私たちの未来がどれだけワクワクするものなのか。自然の中で解放されて過ごす時間はそうしたことを教えてくれます。だから自然から離れざるを得ない福島の子どもたちに、ツアーを通じてそうしたことを伝えたいのです」 子どもたちに「さやぶー!」と呼ばれて親しまれているのは、昨年に引き続きスタッフとして参加している、大地を守る会社員の河野紗矢香さんです。 学生時代に東日本大震災のボランティアとして東北に足を運び、「社会人になっても何らかのかかわりを持ちたいと思っていた」という河野さん。この「つながる福島子どもツアー」の存在も、大地を守る会への就職の大きな動機になったと言います。 「アースマンシップ」の岡田直子さんは続けます。 「よく“震災からもう5年もたった”という人がいますが、福島のことはまだまだこれからずっと続くこと。他人事ではなく自分事として感じてもらうために、もっといろんな人に関わってもらって、いいつながりを作り続けてゆきたいですね」【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!