華密恋(かみつれん)はカミツレエキス(カモミール)100%を使用した全身スキンケアブランド。原料のカミツレエキスは長野県安曇野の清らかな水と澄んだ空気のなかで作られています。大地宅配の会員の皆さんと華密恋のふるさと長野県北安曇郡池田町にある「カミツレの里」を訪ねました。
カミツレの里でのカミツレ栽培は、有機肥料を使った土作りから始まります。カミツレエキスの製造過程で出た残さを、堆肥として再利用。人と環境に優しい循環型農業を実践しています。畑の土を愛おしく握るスタッフの方の表情が印象的で、愛情を込めてカミツレを栽培していることを実感できます。清らかな空気のなか、豊かな栄養とスタッフの愛情に守られ丈夫に育つカミツレの花。病気や害虫に負けません。
エキスには花はもちろん、葉も茎も原料として使われます。カミツレの生命力すべてを生かしたいと考えるからです。カモミールティーなど、一般では花のみを使った商品が多く、花だけを摘む収穫用の機械があるとか。一方、カミツレエキスは人間の手作業以外に収穫方法がありません。
今回のイベントの目玉はこのカミツレの収穫作業体験。広いカミツレ畑で、たくさんの花々の香りに包まれる作業は日常とは別世界。腰をかがめ、鎌で根っこの上を刈り取りながら、みなさん夢中に作業を進めます。「楽しい~」という声もあちこちから聞かれる一方で、実際に8,000坪もの広大な畑の作業となると大変だろうなと容易に想像がつきます。毎年6~7月に池田町の皆さんが広大な畑のなかでカミツレを収穫されるとのこと。お年寄りも多く、椅子に座りながらマイペースに刈り取る方もいるそうです。
カミツレの花も茎も葉もすべての恵を詰め込んだカミツレエキスの一滴一滴に作り手の品質と安全への強い想いが凝縮されていることを知ることができた今回の訪問。効率と生産性が優先される物づくりが当たり前の社会のなかで、カミツレの里で実践されている安全性と品質を追及した物づくりの姿に感動を覚えました。