フードレポート

養豚家の仙台黒豚会 久保 勇さん・至勇さん、かく語りき

震災から5年目の春。 揺るぎない 家族の絆と圧倒的にうまい豚肉と

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仙台黒豚会 久保 勇さん 後継者・至勇(よしゆき)さん

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一瞬で変わったあの日。「もっと強くならないと」

東日本大震災から5年目の春。仙台黒豚会の久保勇さん、至勇さん親子を訪ねました。至勇さん(27)は、震災の後、家業の養豚を継ぐことを決心。父の教えを受けつつ、豚と向き合う毎日を過ごしています。「震災の時は本当に大変でした」。学生時代の友人を亡くし、就職の内定も流れたという至勇さん。電気も水道もない生活を強いられ、おつれあいと一緒に実家へ避難、毎日を必死に生きるなかで、ある変化が起きます。

「寒い夜は、家族みんなで同じ部屋に寝て暖をとり、朝日とともに目を覚まして、豚の世話をしていました。“絆”と言うと照れるけど、家族をこんなに近くに感じたことはありませんでした。そんななかで、まだ結婚したばかりだった僕は、何があっても壊れない、確固たるものを築かなくては家族を守れないと思いました。だから養豚を継ぐことを決心したのです」。

最近では豚の背中を触るだけで、体重と肉質を見極めることができるようになったという至勇さん。頼もしい後継者の誕生です。

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仙台黒豚会の豚肉のおいしさは、黒豚血統の掛け合わせにあり

父の勇さんは、至勇さんのことを「まだまだ養豚の3割もわかっていない。でも感謝しているんです。地域の養豚家が、後継者不足で次々と辞めていくご時世ですから」と、うれしそうに語ります。そんな勇さんは、黒豚(バークシャー種)の生産、血統の掛け合わせのプロ。今の仙台黒豚会の豚肉の基礎を作ったのも勇さんです。

広い豚舎で適度に運動させて、一般よりも1カ月も長く育てることでうまみをのせています

広い豚舎で適度に運動させて、一般よりも1カ月も長く育てることでうまみをのせています

「黒豚は、きめ細かい肉質でうまみが濃い。特に口どけが良くあっさりとした脂身は、他の豚を圧倒しています」。
仙台黒豚会の豚肉は、黒豚血統を50%掛け合わせ、味の良さと買いやすい価格の両方を実現した豚肉です。また、希少な非遺伝子組み換え穀物飼料を与え、安心にも配慮しています。

希少な非遺伝子組み換え穀物飼料の使用は、大地を守る会の生産者全員の共通ルールです

希少な非遺伝子組み換え穀物飼料の使用は、大地を守る会の生産者全員の共通ルールです

「安心しておいしく食べてもらいたい。こうした安心安全な養豚に、息子も私も魅力を感じているんです」。 

離乳後60日以降、治療目的以外に抗生物質は不使用。安心への細やかな配慮の一つです

離乳後60日以降、治療目的以外に抗生物質は不使用。安心への細やかな配慮の一つです

効率よりも、味と安心。一度食べれば、味の違いに気付いていただけるはず。今週は、家族の絆を感じつつ、じっくりと仙台黒豚会の豚肉を味わってみませんか。

ふんを集めて作る堆肥は、久保勇さんもメンバーのライスネット仙台の米作りに利用されます

ふんを集めて作る堆肥は、久保勇さんもメンバーのライスネット仙台の米作りに利用されます

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過去の記事: 平飼卵一筋 ~自分にも鶏にも、この育て方が合ってるんだ!~

本田孝夫さん(写真右)と 輝美さん(写真左) 「2014年の大雪被害で倒壊した鶏舎も、ようやく再建できました。義援金をいただいた会員の皆さんには、改めて感謝申し上げます。 これからも良い卵をお届けすることで、恩返ししていきたいと思います」

本田孝夫さん(写真右)と
輝美さん(写真左)
「2014年の大雪被害で倒壊した鶏舎も、ようやく再建できました。義援金をいただいた会員の皆さんには、改めて感謝申し上げます。
これからも良い卵をお届けすることで、恩返ししていきたいと思います」

大地を守る会編集部

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。