朝食に食べるバナナやおやつタイムのチョコレート、眠気覚ましのコーヒー……。日本が輸入をしているこれらの食べ物がさまざまな問題を抱えていることをご存じですか? 世界から届いた5つのストーリーを通じて私たちが“今からできること(フェアトレード)”について一緒に考えてみませんか。
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生活が困窮するカカオ農家
チョコレートの原料となるカカオの産地は、アフリカや中南米、東南アジアの国々です。世界では1400万人もの人々がカカオ生産に携わっているといわれますが、そのほとんどは、小規模な農園の人々。低賃金で重労働を強いられる労働者も多く、コートジボアールなどでは児童労働が大きな社会問題として取り上げられています。
「ピープル・ツリー」のチョコレートは、ボリビアの生産者団体「エル・セイボ」などが有機栽培で育てたカカオを使用したもの。栽培が始まったのは1960年代に遡りますが、当時の生産者は流通・加工の手段を持たず、育てたカカオはいつやって来るかわからない仲買人の言い値で買い叩かれていました。当然、計画的にカカオを育てることもできず、生活は困窮していました。
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チョコを食べて苗木を贈ろう
ボリビアに点在していた小さな農家が、困難な状況に立ち向かい、自分たちでカカオを出荷しようと共同でトラックを購入し組合を結成したのがエル・セイボの始まりです。現在では、1200軒の加盟農家からカカオ豆を買い上げ、フェアトレード団体に販売しています。確かな現金収入を得ることで生産者の生活は少しずつ向上し、子どもの教育や医療などにもお金を使えるようになりました。
近年エル・セイボは、気候変動の影響とみられる洪水や湿気によるカカオの木の病気をかつてない規模で経験し、原種の苗への植え替えなどに力を入れています。そんなエル・セイボを応援しようと始まったのが、ピープル・ツリー「カカオポイント」の取り組み。チョコレートの包み紙に印刷されたポイントを集めると苗木をエル・セイボに贈ることができます。これからもフェアトレードを通じたいろいろなサポートが必要です。
(取材先/フェアトレードカンパニー)
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私たちの日ごろの買い物は、世界とつながっていて、世界を良くする力をもっています。フェアトレードはすべてを解決する万能薬ではありませんが、一人一人の小さなアクションが未来を変えていくのは確かです。ぜひフェアトレードに参加してください。
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