朝食に食べるバナナやおやつタイムのチョコレート、眠気覚ましのコーヒー……。日本が輸入をしているこれらの食べ物がさまざまな問題を抱えていることをご存じですか? 世界から届いた5つのストーリーを通じて私たちが“今からできること(フェアトレード)”について一緒に考えてみませんか。
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「歴史的な」大問題
パレスチナはオリーブ栽培発祥の地とも言われ、紀元前1000年にはオリーブオイルを生産していた記録が残っています。日々の食事で大量に使用されることはもちろん、肌に塗ったり薬の代わりにしたりと、パレスチナの人々にとって、オリーブオイルは文化の根底を支える存在です。そして、貴重な生活の糧でもあります。
しかし、現地はもう何十年もイスラエルによる占領状態にあります。2000年以降、約20万本ものオリーブの木がイスラエル軍によって引き抜かれるなど、農地が破壊されています。家が燃やされるなど、生死にかかわる危機に瀕している人も少なくありません。
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平和への願いを託して
パレスチナ自治区とイスラエルの間には、高さ8メートル、長さ700キロメートルを超える分離壁がイスラエルによって建てられています。国際司法裁判所で違法という判決が出されたにもかかわらず、イスラエルは依然として、パレスチナ側に食い込む形で壁の建設を続けています。そのため、パレスチナの農民が自分の農地へ行くだけでイスラエルの検問を通らなければならない異常事態となっています。
パレスチナの状況は日本のニュースではなかなか紹介されませんが、国際的な関心がなくなってしまうことは最も避けなければならないことです。困難な状況のなかオリーブオイルを作り続けている人々がいます。日本でオリーブオイルを買ってくれる仲間がいることは、大きな励みになるそうです。求めているのは、占領による抑圧のない、あたりまえの生活。オリーブオイルを買うことは、パレスチナの人々の暮らしを支えることにつながります。
(取材先/オルター・トレード・ジャパン)
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