社会貢献活動(CSR)

福島のエネルギー革命の旗手が語る『エネルギー革命による地域の自立』とは

東日本大震災から5年。会津電力を通じて、佐藤彌右衛門さんが描くエネルギーの未来

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2011年3月11日の東日本大震災から5年。大地を守る会はその日から始まったさまざまな現実に向き合い、人々と対話し、新たな道筋を模索して きました。エネルギーの根本的な見直し、再生可能エネルギーへの転換への取り組みもそのひとつです。その道筋を、会津電力・佐藤彌右衛門さんの声を通してお伝えします。
 大和川酒造店 佐藤 彌右衛門(さとう・やうえもん)さん:創業225年を超えた大和川酒造店の九代目。震災後、地元・福島県会津の自然を活用した新しい電力の構想を進め、 2013年、福島県の市民有志と共に会津電力を設立し社長に就任。会津電力は、再生可能エネルギーの発電・供給を担い、原発に依存しない社会づくりをすす めています。2016年1月現在、会津地域に約50箇所で電力供給を行っています。
 

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佐藤 彌右衛門さんが会津電力設立に至った想い

会津電力では再生可能エネルギーへの転換を図っています。(写真提供:会津電力)

 「東日本大震災の際、各地の状況を見ていると、まるで世界の終わりが間近に来たと思いました。でも、立ち止まらずにできることをやろうと決めました。震災直後には、水を一升びんに詰めて福島県の飯館村やいわき市、郡山市へ、8000本程運びました。特に飯館村には、かつてともに酒を酌み交わした人たちがいて、じっとしていられませんでした。 原発事故は、物質的なものよりも心の分断を引き起こしてしまったように思います。地域コミュニティがなくなり、家族さえも分断されてしまいました。生まれ育った土地から引き離されることは、人としての座標軸を失ってしまうようです。福島の事故は終わっていないのです」 150208_denryoku_23 「こんな情けない姿では、子どもや孫たちの未来へ申し渡しができません。原子力をコントロールできないという事実を見つめて、再生可能エネルギーへの転換を図るべきだと強く思い、会津電力を設立しました」  

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『エネルギー革命による地域の自立』。食とエネルギーで地域は自立できる

会津の雄大な山と広い空

会津の雄大な山と広い空(写真提供:会津電力)

「『エネルギー革命による地域の自立』。これは、会津電力設立における理念・哲学です。 我々は、食料の自給については固執していましたが、エネルギーの自給は、国と企業に依存して、自らの責任を放棄してきました。原発事故があり、そのことにようやく気付きました。 戦後、日本の復興に役立った中央集権化のシステムは役割を終えています。もう、自らの地域に合った個性豊かな町作りをすべきです。東京のライフスタイルを真似る必要はありません。今こそ地域作りを根本的に見直す時なのです」 150208_denryoku_26 「現在、全国の市町村の地方自治率は20~30%といわれ、残りは国の交付金に頼っています。でも、再生可能エネルギーが眠っている市町村がたくさんある。会津には、季節を問わず豊富な食料があり山には木々があります。穀倉地帯のため、穀物や野菜、動植物の蛋白質などの食料の自給率は、カロリーベースで100%をはるかに超えています。 昔は、冬の3カ月間は外へ食料やエネルギーを求めなくても、十分な生活を送ることができていました。 巨大なダムを要する水力発電を減らし、太陽光発電や地熱、森林資源を利用した木質バイオマス発電などの持続可能な再生可能エネルギーへ転換をすること。そして、今まで電力会社に奪われていた大きなエネルギーの余剰を売却すれば、国の交付金を得ずとも会津の自治が可能だと考えています」  

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私たちは、生産と消費の関係のなかで生きる

150208_denryoku_25 「私たちは、酒米の収穫など、地域の人や消費者が参加できる『体験』を重視しています。大切なのは、生産者と消費者の顔の見える関係です。酒米の収穫から精米、発酵、びん詰め仕上げまでを消費者に直接見てもらうことで、嘘偽りのない本物であることを理解してもらいたいと考えています。 私たちは、生産と消費の関係のなかで生きています。誰かが作って、誰かが消費する。生産者と消費者が、田んぼを渡る風や水の色、空の色を共有することで、本当の意味での安全・安心やおいしさを得られると思います。 農業は命の産業です。生き物の命をいただいているという概念を、いま一度見つめるきっかけになればとも思っています」   大地を守る会はこれからも、食やエネルギーの領域で「顔の見える関係」を大切にし、そのような取り組みをする人々を応援します。2015年秋、会津電力と、その理念に共感した人々が、会津の食とエネルギーの自立の次の一歩として、喜多方ワイナリープロジェクトを始めたとのこと。その記事がこちら。 (関連記事)225年を超える老舗酒蔵が次に目指したのは自然農法ワイン!? その理由は  

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【参考】顔の見えるエネルギープランコンペ(大地を守る会)

大地を守る会は、原子力発電所に頼らない社会を実現するために、生産者が安全な食べものを作り、それを消費者が買い支える「顔の見える関係」を、エネルギーでも実現することを目指しています。2013年には、自然エネルギー利用に取り組む生産者を、消費者が積極的に応援できる「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」を実施し、3団体を支援先に選びました。支援先の一つの大和川酒造店では、地域におけるエネルギーの自給に取り組むだけでなく、自然エネルギーを使った付加価値のある商品作りが進められました。

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【参考】大和川酒造店 再生可能エネルギーの歩み150129_kurobuta_03

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。