社会貢献活動(CSR)

消費者には、選ぶ自由がある?

遺伝子組み換え食品に対する取り組み

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遺伝子組み換え作物が最初に作づけされたのは1996年、アメリカでのこと。その年のうちに、さっそく日本にも輸入され、以来10年以上が経っています。

実は、日本人は、かなり高い割合で遺伝子組み換え食品を口にしているのですが、それに気がつかない人が多いのです。

なぜなら、遺伝子組み換え食品かどうかを表示義務の制度がまだ整っておらず、自分の食べた食品に遺伝子組み換えのものが入っていてもわかりにくいからなんです。

だから、いざ遺伝子組み換え食品を避けようと思っても、正確に判断して選ぶことはできないのです。いま日本で流通している遺伝子組み換え作物は、トウモロコシ、大豆、ナタネ、綿の4種類。加工品の原材料のほか、家畜の飼料や食用油にもなっています。

それから、その油を使ってマヨネーズやマーガリン、しょうゆやコーンスターチなども作られています。マヨネーズやしょうゆなど加工度の高い食品は、実際に遺伝子組み換え食品を使っていたとしても、表示をしなくてよいことになっています。

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遺伝子組み換えの功罪

遺伝子組み換え食品が使われていても、私たちには正しくわからないという事実。それだけじゃありません。表示義務のある加工度が低いとうふや納豆、みそについても、実は遺伝子組み換え大豆の割合が全体の5%以下なら「不使用」と表示してもよいことになっていて、ヨーロッパの0.9%という基準と比べても、かなり甘いと言わざるをえません。

遺伝子組み換え作物は、害虫を殺す微生物の遺伝子を組み込んだ殺虫トウモロコシや、特定の農薬メーカーの除草剤なら散布しても枯れない大豆など、実にさまざまです。遺伝子組み換えと、品種改良が根本的に違うのは、生命の基本情報を人工的に組み換えていて、それが自然や人間に対して実際にどのような影響を及ぼすのか、現時点ではきちんとわかっていないという点にあります。その一方で、除草剤の効かない雑草が発生したり、遺伝子組み換えのジャガイモを与えたラットの死亡率が高くなるなど、さまざまな危険性の存在も指摘されています

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遺伝子組み換え食品は原則使いません

大地の生命力と自然の営みを大切に考える大地を守る会。

だからもちろん、食品用の遺伝子組み換え作物の栽培もしなければ、取り扱いもしません。

さらに、しょうゆには国産100%の大豆を使用し、油や加工品などの原材料は、遺伝子組み換え作物が含まれていないことを徹底してトレース(履歴をたどる)して検証するなど、徹底した取り組みを行っています。

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。