オーガニックコットンを通じて地球環境に貢献しようとするプロジェクトオーガビッツ(Orgabits)。‘organic’(有機)と‘bits’(ちょっと)を組み合わせた言葉で、繊維専門商社・豊島株式会社が取り組む社会貢献です。世界中でわずか1%のオーガニックコットンの畑を10%にすることを目指しています。生産に手間のかかるオーガニックコットンは割高という印象。であれば、プロジェクト名の「ちょっとずつオーガニックコットンを買ってもらおう」ということで、オーガニックコットンを広めようとしています。
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地雷原をオーガニックコットンに変えるプロジェクト
支援先の一つカンボジアは、20年以上続いた内戦により多くの地雷が埋まったまま。その数は400万~600万個に上るといわれ、その後、各国の支援で除去活動が進んでいますが、地雷による被害は内戦が終わって20年以上経っても人々を苦しめています。内戦前は良質なコットン産地として知られていましたカンボジア。しかし、内戦中に完全になくなったと言われています。このカンボジアでNPO法人・Nature Saves Camobodia-Japan(ネイチャー・セーブス・カンボジア-ジャパン)が、2009年より、地雷を除去した後の農地をオーガニックコットンの畑に生まれ変わらせる活動を行っています。
ここで採れたオーガニックコットンを襟元のタグに使用したTシャツが販売されました。カナダの人気ブランド・ジムマスターを扱うグランド・ワン社とオーガビッツがコラボ。オーガニックコットンの扱いは確かにわずかですが、若い人に人気のブランドが、メッセージを込めて販売することで、流行に敏感な人たちにオーガニックコットンを身に付けることのカッコよさを広めてもらいたいものですね。
写真提供 Nature Saves Camobodia-Japan
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津波被害で苦しむ福島の農地をオーガニックコットンで再生
オーガビッツの活動は、震災5年目を迎える福島にも広がっています。大地宅配の生産者の一つ、福島県いわき市の夏井ファームもその支援先です。「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」に協力して畑を提供している夏井ファーム。5年前の震災で、津波で畑が浸水し、海水の塩分を含んでしまいました。綿花は塩に強く土壌中の塩分を除去する性質を持っているため、塩分を含んだ土地には最適の農作物。しかし、国内の綿花栽培は国際市場では太刀打ちできません。それには資金的な援助が必要。夏井ファームではオーガニックコットンを畑で栽培すると同時に、農作業ボランティアを受け入れつつ「コミュニティのつながり」を楽しみながら、元気な福島の姿を発信しています。
オーガニックコットンを、暮らしに少しずつ取り入れることで、震災や内戦という辛い記憶から解放し、人々に笑顔を取り戻したい。そんなお買い物を考えてみませんか?
ふくしまオーガニックコットンプロジェクト
http://www.iwaki-otentosun.jp/cotton/
オーガビッツ