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手作り惣菜屋からの脱却。目指したのは、〝地域のキッチン〟
真っ白い雪をうっすらとまとった山々に暖かな日差しが注ぎ、ふきのとうが顔を出し始める春。岩手県久慈市(旧・山形村)にある総合農舎山形村の台所には、野菜を刻む小気味よい音が響いています。包丁を握っているのは所長の川村周さん。「これからお昼ごはん。うちの商品は、手でパン粉を付けたり、揚げたりとほぼ手作りなので、風味にぶれがないか定期的に味をチェックします。今日はキーマカレーと新作の短角牛コロッケです」 地域の食材を使った無添加の手作り惣菜を、設立当初からずっと守り続ける総合農舎山形村では、この春、新しい機械を導入する準備に追われています。地元・久慈市はもちろん、東北地方の食材をもっとたくさん活用したい。また、もっと地域の人たちが集まって働ける〝地域のキッチン〟になって、その存在をもっと多くの人に広めたいという思いからのリニューアルです。【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!
東北を襲った自然災害であらためて気付いた地域の絆
1994年、山形村(現・久慈市)と陸中農協(現・JA新いわて)、そして大地を守る会の出資により誕生した第3セクター「総合農舎山形村」。今でこそ〝地域おこし事業〟として広く知られるようになった第3セクターですが、当時、宅配を通して都会に多くの消費者を抱え、北国の厳しくも豊かな自然の恵みを伝え、地域を活性化させるという取り組みは、今でいう「産直」であり、地域おこし型第3セクターの先駆けでした。 そんな総合農舎山形村が今回リニューアルすることになったきっかけは、東北地方を襲った二つの自然災害でした。2011年の東日本大震災では、幸いにも人的被害や工場内設備の大きな損傷はありませんでしたが、停電や断水などが続いたことで、工場内での一切の作業がストップ。復旧後も商品配送のめどが立たないという大変な状況のなか、甚大な被害を受けた沿岸部の岩手県野田村での炊き出し支援や、同じく被災したワカメでおなじみの重茂漁協(岩手県宮古市)に送るための牛丼製造など、地域支援に力を注ぎました。 2016年、「激甚災害」と指定された台風10号による豪雨では、隣町・岩手県岩泉町の「道の駅いわいずみ」が被災。短角牛を使ったハンバーグを製造していた同道の駅は、その機能を失い、窮地に追い込まれます。そこで、産地は違えど「山形村短角牛」のハンバーグを作る技術を持っている総合農舎山形村が代替製造を引き受け、大地を守る会のお買い物サイトで販売しました。「岩泉町は、久慈市と並ぶ全国有数の短角牛の産地。その絆から生まれた素早い連携は、テレビなどのメディアにも取り上げられました。そのときに、都会とのつながりだけでなく、地域との絆に気付きました」と川村さんは語ります。【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!