春は光から。
降り注ぐ日差しはやわらかさを増し、畑から届く食材も、われこそはと伸びゆく生命力に満ちて、楽しげに映る時季です。
まばゆい若草色が、まな板の上に列をなすと、料理の手も自然とはずみますね。そんな新しい季節の始まりには、食卓にリズムをプラスしてみましょう。
主役にしてあげたいのは、食器棚のすみっこで「まだかな」と出番を待っていた器たち。
盛り付けが難しいと遠ざけていたお皿でも、使い方一つで、新鮮な雰囲気が作れます。
窓辺からこぼれる春の兆しを感じながら、テーブルの上で季節を愉しんでみませんか。
【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!
手持ちの器で新鮮、「お皿をパレット」に。
Point 1
実は難しくない、柄ものの器づかい。食材+柄で絵を描くイメージで
盛り付けのこつは食材と柄を一体化させること。例えば染付の自由なラインの内側に、エビの曲線を散らすように配してみます。
料理はシンプルでも、柄と相まって楽しい一皿に。
【レシピ】ガーリックシュリンプの白だし風味
オリーブオイルににんにくのみじん切りを入れ、弱火で香りを移したら、尾の部分のみ殻を残したシュリンプと、アスパラガスなど春野菜を揚げ焼きにする。
火が通ったら、白だしを回しかけて完成。
Point 2
皿on皿の一工夫でリズミカルに。脇役だったお猪口が力を発揮します
手持ちの酒器や蕎麦猪口を、プレート上に並べて、「皿on皿」の盛り付けを。プレートの色を差し換えれば、さわやかになったりシックになったりと雰囲気ががらりと変わります。
【レシピ】豆腐の味噌漬け
水切りした木綿豆腐一丁を4等分にカットして、みりんで溶いた味噌を側面に塗ったら、ラップで包み冷蔵庫で寝かせます。漬け込みはお好みで1~3日間ほど。
監修/フードスタイリスト 遠田 佳代子さん
「白、黒、無地の器だけでなく、色柄ものも登場させてあげると、目でも楽しむ食卓作りができます。季節に合わせてお洋服を替えるように、器を楽しむ遊び心があってもすてきですね」