大地を守る会 企業情報[ソーシャルビジネス(社会的企業)]

オーガニックを食べよう

おいしくて、からだによくて、環境にもいい。それがオーガニックです。

とにかく一度食べてみてください。味の違いに驚くはずです。特ににんじん、りんご、いちごははっきり違うという感想をいただきます。もちろん他の野菜も全部自信作のおすすめです。
食べて味わってそれから、ゆっくりオーガニックのことを知ってもらいたい。そこには、いま地球が直面している問題が、ぎゅっと詰まっています。

一貫してこだわっているのは土づくり

辞書で「オーガニック:organic」と引くと、殺虫剤などの農薬や化学肥料を使わないで育てた有機栽培の食品のこと、と出てきます。大地を守る会がめざしているのも、まさにオーガニックです。
設立当初の1975年当時は、農薬や化学肥料を使わないで農作物を作れるとは、誰も信じませんでした。しかし、中には自分が使っている農薬に疑問を持つお百姓さんがいて、そんな人を訪問し、「一緒にやりましょう」と手を取り合ってきました。

一方で、「子どもに安心できるものを食べさせたい」というお母さんたちと勉強会や青空市を開催し、当時は見た目もあまりよくなかった、有機で育てた農産物を引き受けてくれる応援団を増やしてきました。その結果、今では大地を守る会で扱う野菜の75%が、有機と農薬不使用で育てた農産物になっています。

おいしくて、からだによくて環境にもいい野菜を、みんなが買える日まで

農業を工業のような大量生産が可能なものだと考えると、農薬による悪影響が出ます。 農業者や消費者への健康被害はもちろん、生態系の破壊や撹乱など、地球環境への悪影響も出ます。
おいしくて、環境にもカラダにもいい野菜を、みんなが買えるようになる日まで。
日本の第一次産業が健全に豊かになって、食料自給率が100%になる日まで。自分のために、子どもたちのために、大地を守る会の野菜をぜひどうか食べてください。

食品の選び方こそが、地球の未来を左右します

食品は、自然の恵みです。食品は、命をはぐくみ、命をつなげています。 どんなに技術が進んでも、人間は、空気や水や太陽や森林という自然の恵みなしには、一瞬たりとも生きられず、食品も作れません。環境やエコ、温暖化対策がブームですが、実は食品の選び方こそが、地球の未来を大きく左右しています。 びっくりするほど安くて虫食いのないぴかぴかの野菜には、目には見えなくても農薬がたっぷりかかっているといわれています。値段をうんと下げるには、そうするしかないのです。

そんな野菜を買うことは、買った自分、野菜を作る人、それと地球生態系のすべての健康を危険にさらすことでもあります。
農薬に頼らない野菜を買えば、そのぶん農薬を使わない農業をする人が生活でき、そのぶん大地を農薬汚染から守れます。「できるだけ農薬を使わない」野菜を選ぶことは、おいしくて、カラダにいいことでもありますが、同時に環境を選ぶこと、生命が中心の価値観を選ぶこと、地球を救うアクションでもあるのです。