大地を守る会 企業情報[ソーシャルビジネス(社会的企業)]

安心な食をあたりまえにする

食べることは、私たちが生きていく上で最も大切なこと。なのに今、そんな大切な"あたりまえ"が根底から揺らいでいます。大地を守る会が掲げ続けるシンプルで強い想い、それは「安心・安全で、おいしい食べものを、あたりまえに」ということ。その想いをかたちにしたのが、安心の自主基準「こだわりのものさし」です。

生産者の栽培技術の向上とともに毎年改定を行う「大地を守る会の生産・取り扱い基準<こだわりのものさし>」には、大地を守る会が生産者とともに30年近くの歳月をかけ、トライ&エラーを繰り返しながら蓄積してきた独自のノウハウが凝縮されています。目的は2つ。ひとつは生産者に向けて。生産者は毎年リニューアルされる生産基準を通して、自分たちの達成レベルを知ります。生産の最前線では理想と現実のはざまで格闘している多くの生産者がいる、という事実。それを生産者みんなの課題・理想として共有し、全体のボトムアップを図るのです。大地を守る会の理念に共感する生産者はみんな、この基準を守るようベストを尽くしています。

もうひとつは、消費者のために。大地を守る会では、常に情報を正確に把握し、必要に応じて開示しています。「情報の確かさ」への信頼性は、本部からスタッフが生産地に足しげく通い、生産者のサポートをしてきたなかで確保されたもの。これは大地を守る会が発足時から大切にしてきた「顔の見える関係」の、ひとつの結果です。食べものの安全とは、「誰が、どうやってそれを作り、どのように手元に届けたか」という道のりが、確かなひとつながりに見えて初めて保証されます。何をどう聞かれても、完全なデータとともに素性を説明することができるだけの徹底した情報管理の下に、消費者の安全と安心を保証しています。