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【NEWS大地を守る3月号】トマトの旬は春!? 春のトマトがおいしい理由

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ゆっくり育つ「春のトマト」は味が濃くておいしい。その理由は?

外はまだコートを手放せない12月。肥後あゆみの会(熊本県宇城市)の澤村輝彦さんがトマトを栽培するハウスに入ると、人にも心地良い暖かさと緑の香りに包まれます。 「まだ寒いからね。廃木材で作ったペレットを燃料にした”ペレットボイラー“で温めています。重油を使わないから環境にもやさしいし、炭は肥料になるから一石二鳥」。柔和な顔立ちとは裏腹に、トマト栽培の話になると厳しいまなざしになる澤村さん。「まだ緑の実が多いんです。でも、寒い冬にゆっくりと時間をかけて育ち、春になって日照時間が長くなると徐々に色付くこの時季のトマトは、甘みと酸味が強く、すなわち”こく“が生まれる。このピカピカの緑のトマトが、春になるとすばらしくおいしくなるんだ」
春のトマトはゆっくり、じっくりおいしくなります。

春のトマトはゆっくり、じっくりおいしくなります。

写真にある小さな緑の実が冬を越し、ちょうど今の時季にお届けする春のトマトになります。今回は、トマトの生産者・澤村輝彦さんのトマトストーリーをご紹介します。  

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トマト王国・熊本県で、有機栽培技術をけん引する肥後あゆみの会

トマトの生産量日本一を誇るトマト王国・熊本県で、有機JAS 認証を取得してトマトを栽培する肥後あゆみの会代表・澤村輝彦さん。トマトは病害虫の影響を受けやすいため、慣行栽培(熊本県慣行栽培基準を参考)では60回以上もの化学合成農薬を使用します。一方、澤村さんは、土壌に棲む微生物を活性化させる土作りと、独自に考案した、黒糖や甘草(かんぞう)など自然素材を発酵させて作る栄養液の散布など工夫を重ね、有機許容農薬のみ数回の使用にとどめてトマトを栽培することができる、まさに、トマト作りの名人です。
笑顔がすてきな澤村さん。

笑顔がすてきな澤村さん。

そんな澤村さん、代々続く農家のサラブレッドかと思いきや、じつは30歳を過ぎてからの新規就農者で、元は漁師という異色の経歴の持ち主。一から始めたトマト栽培が他県の生産者からも注目される、トマト作りの名人になるまでには、”熱い熱い情熱“がありました。  

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地の利を活かしたトマト栽培で生まれた「塩トマト」

澤村さんのトマト畑がある熊本県八代(やつしろ)海沿岸は、その平野部の3分の2が江戸時代からの干拓によってできた土地です。元は塩田で、土壌は塩分濃度が高く、けっして肥沃な土地とはいえません。しかし、トマト栽培においては、原産国・南米ペルーの乾いた気候風土に近く、今では、熊本県内でも有数のトマトの産地として知られています。 %e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%88%e3%81%ae%e3%81%a1%e3%81%9a
畑の目の前に広がる八代海の干潟。

畑の目の前に広がる八代海の干潟。

「土壌の塩分が濃いため、浸透圧の関係で樹が水分を十分に吸えません。しかし、その分、水太りしにくく糖度もアップするのがこの地のトマトの特徴です。さらに土壌に残る海のミネラルも蓄え、奥深い味わいになるのです」 地の利を活かしたトマト栽培で生まれたのが、小さくても濃い甘みのある「塩トマト」です。「塩トマト」は、水分がもっとも届きにくい樹の上の方になる、甘みが濃い小さなトマトのこと。このトマトのうち、糖度8度以上を『塩トマト』、糖度6~8度を『フルーツトマト』として出荷しています。
出荷前の「塩トマト」。小さくても糖度8度以上と抜群の甘み。

出荷前の「塩トマト」。小さくても糖度8度以上と抜群の甘み。

 

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すべての転換点は土作り。元漁師が気付いた循環型農業

今でこそ、トマトや柑橘の栽培、ジュースなどの加工品製造を手がける生産法人となった肥後あゆみの会。しかし、トマト栽培を始めて10年は赤字続きで食べていけなかったと言います。「家業の漁師を継いで海に出るも不漁が続き、海が変わってしまったと、トマト栽培を始めたのが30歳を過ぎたころでした。どうせトマト農家になるなら人と違うことをしなければと思い、農薬をできるだけ使用しないトマト栽培を始めました。でも、初めはまったくダメで。味もダメ、量も穫れない。3コに1コは病気になり全滅したこともありました。そんなときに出会ったのが、韓国の趙漢珪(チョー・ハンギュ)先生の提唱する、発酵による土作りでした」
地元の川で採った葦などを発酵させて作る「野草堆肥」。

地元の川で採った葦などを発酵させて作る「野草堆肥」。

趙先生とは、キムチをはじめとする発酵文化の応用で、土着微生物を活用した土作りを提唱する韓国式自然農法の父。そんな趙先生の教えを受け、行き着いたのが、野草やぬか、カキ殻、昆布など海からの恵みも活かした、自家製「野草堆肥」の開発だったと言います。
化学肥料を使用せず、「野草堆肥」で作った土。栽培中も畝間にわらを敷き、微生物の活性化を促します。

化学肥料を使用せず、「野草堆肥」で作った土。栽培中も畝間にわらを敷き、微生物の活性化を促します。

「野草堆肥を使うようになってから、3コに1コあった病気(微量要素欠乏症)は1%にまで抑えられました。さらに『天恵緑汁』と呼んでいる黒糖や甘草、海産物を発酵させて作る栄養液を用い、とにかく樹を元気に育てること、そして、それらの材料には、地域で採れる植物や海産物を利用する循環型農業に転換したのです」
自然素材でできた栄養液「天恵緑汁」は、人が飲んでも元気になるとか!?

自然素材でできた栄養液「天恵緑汁」は、人が飲んでも元気になるとか!?

トマトの樹を健康に保つことで、病気にかかりにくくして有機栽培に成功した澤村さんたち。今では県外の生産者もその技術を学びに訪れ、新規就農者の受け入れも積極的に行っています。 「有機農業は土作りが基本。さらにその土の先には海があり、自然はつながっているのです。有機農業を学んでいる地域の若手が育ってくれたら、小さな船でも買ってまた漁がしたい。今でも海を見ると、そんな夢を思うんです」 元漁師が挑んだ有機栽培。こうしてできたトマトの味は、海のように深い味わいです。   澤村さんのトマトを含む大地宅配のトマトはこちら
大地を守る会編集部

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。