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大地宅配の基礎用語①

「有機農産物」の定義とは?~「有機野菜」と「無農薬野菜」の違い~

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大地宅配の商品カタログやお買い物サイトに出てくる良く見かける様々な用語。そんな用語をわかりやすく説明する連載を始めます。(※大地宅配のカタログ『ツチオーネ』2010年107号に掲載されていたものです)

第一回目は、大地宅配の代表格でもある「有機農産物」です。

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有機農産物とは?

原則農薬不使用(一部の作物で、法律で認められた有機許容農薬を使う場合がある)かつ、禁止されている化学肥料を使用しないで栽培されたことを農林水産大臣から認可を受けた登録認定機関が認めた農産物のことです。

有機農業、有機野菜、有機栽培、有機JAS

有機農業を営む大地と自然の恵みのみなさん


「有機農産物」や「有機野菜」などと表示するには、有機JAS規格という法律に則って登録認定機関の審査を受け、「有機JAS認証」を取得しなければなりません。有機JAS認証を取得するには、播種(種まき)・定植の2年以上前(果樹などの場合は収穫の3年以上前)から許容農薬以外の農薬と化学肥料を使わずに栽培を続けたほ場(田んぼや畑)で作られている必要があります。

さらに、農薬以外にも、使える資材(肥料や防虫ネットなど)・ほ場の周辺環境などの条件に細かな規定がたくさんあり、これらをクリアした農産物のみ「有機JASマーク」をパッケージに明記したうえで有機農産物や有機野菜と表示して販売することができるのです。

有機野菜、有機農業、JASマーク

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有機JAS認証取得の現状 

大地を守る会で取り扱っている農産物の中で、有機JAS認証を取得しているのは品目ベースで10~20%程度。
中には、農薬や化学肥料を使わずに栽培していても有機JAS認証を取得しない生産者もいます。
いろいろな理由が考えられますが、ひとつに、手間と費用の問題があります。有機JAS認証を取得するまでには、申請費や検査費などの費用のほか、有機JASマークのシール代などが必要となります。
これらの費用は生産者が支払うことになっているため、手間と費用の面から考えると有機JAS認証の取得は生産者にとって負担が大きいという一面もあります。

 

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栽培期間中農薬不使用とは?

ちなみに、一般的に言われる「栽培期間中農薬不使用」とは、農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」で定められている表示方法で、播種から収穫までの栽培期間中に一度も節減対象となる化学合成農薬を使わずに育てられた農産物のことを言います。
「無農薬」という表示は、一切の残留農薬等がないという誤解を与える恐れがあるため使用が禁止されています。

いかがでしたでしょうか。
次回は、食品添加物についてお伝えします。

過去の有機JASに関する記事「有機野菜は、なぜ広がらない?」

 

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。