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夏の風物詩・うなぎが食べられなくなる!?
土用の丑の日といえば、うなぎ。古来、中国から伝わった思想「陰陽五行説」で呼ぶようになった土用のころは、季節の変わりめにあたり、栄養価の高いものを食べて、元気に過ごそうという文化が日本にあります。暑い夏を乗り切るために、うなぎを食べる習慣が始まったのは、江戸時代といわれています。夏場に客が入らず困っていたうなぎ屋が学者・平賀源内に相談し、「今日は土用の丑の日」と書いた看板を店先に貼り出したところ、飛ぶように売れ、他のうなぎ屋も始めたことがきっかけになったという説が有名です。 しかし、うなぎは、2010年から4年連続で稚魚(シラスウナギ)の不漁が続き、それ以降、「価格が上がった」「将来うなぎが食べられなくなるかもしれない」など、メディアを騒がせたことも記憶に新しいのではないでしょうか。うなぎの稚魚は、今でこそ比較的安定して獲れていますが、ニホンウナギは、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」生物の絶滅危惧種に指定されています。これは、トキと同等レベルといわれています。 「うなぎの稚魚は、最近は安定的に獲れています。でも、貴重であることに変わりはありません。薩摩川内は水に恵まれ、地元を流れる川内川は県内有数のうなぎの稚魚の採捕地として知られています。うちのうなぎも、川内川産の採れたての稚魚から大切に育てています」。そう話すのは、大地宅配のうなぎを育てている養鰻場・岩崎商店の児玉和之さんです。【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!
伏流水と環境作りでより自然に育てる
鹿児島県薩摩川内は、霧島山系の水が豊富な土地。〝霧島の水〞というと、コンビニエンスストアで販売されている水を知っている方も多いかもしれません。鹿児島県の北に悠々と佇む霧島連山に降り注いだ雨は、長い年月をかけて自然ろ過され、ミネラルバランスのよい水となって人々に親しまれています。その美しい水に育まれたうなぎは、天然により近い環境で育てることで、うまみがしっかりとのりながらも、澄んだ味わいになります。 「うなぎのおいしさを決めるのは、水質管理、環境作り、飼料です」と言う児玉さんが目線を向けるのは、霧島山系の伏流水がたっぷりと張られた養殖池。岩崎商店では、清らかな伏流水を使い、水質管理をきちんと行っています。 養殖池には常に新しい水が流れ込む、いわゆる源泉かけ流し。各池に設置されている水車は、有機物を拡散させながら、水の中に空気をたっぷりと送り込んでいます。 「池の底には石を敷き詰めています。これは、石に付いている微生物が有機物を分解して、水をきれいにしてくれます。一見汚れにも見える天井の緑色の苔は、水中を含むこの空間に有機物が存在することを知らせる大切なもの。これが適度にあるかないかで、環境のバランスが取れているかどうかが分かります」。有機物の力を借りて、水質を維持する〝水作り〞は、有機農業でいうところの〝土作り〞に相通ずるところがあります。 ちょうど取材当日、土用の丑の日のうなぎの出荷を終えて次の稚魚を受け入れるため、養殖池の一つに石を敷き詰めていました。広々とした池を隅々まで掃除して石を敷き詰め終えるまでは、1週間近くも時間がかかるそうです。 さらに、おいしいうなぎを育てるには環境作りと飼料も重要です。 「うなぎはとても繊細な生き物。ストレスがかかると、3日間飼料を食べなくなることもあります」と児玉さんは話します。暖かいところを好むうなぎのために水温は常に30℃前後を保つ、日差しが入りすぎないよう養殖池のあるハウス全体は黒いシートで覆う、基本的にうなぎに触れないなど、細やかな配慮を徹底しています。また、飼料はスケソウダラやアジなどが栄養バランスよく配合されています。 こうして健やかに育てられたうなぎは、岩崎商店から車ですぐの加工場で、熟練の職人の手により1尾ずつさばかれると、備長炭に近い波長を持つ電気ヒーターでじっくりと焼かれ、さらに、過熱水蒸気でふっくらと蒸焼きされます。味付けは、ちば醤油の「こいくち醤油」をベースにした、食品添加物不使用の特製ダレ。丁寧に焼き上げられたうなぎは、本来のうまみが生きたおいしさです。【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!