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ツチオーネ編集部(以下「ツ編」):
実は、うずらの卵に不安があるんです。何か化学の力が施されている印象がありまして……。
松本:
え? それはもったいない。このうずらの卵の親鳥は、広いお部屋?というか、鶏舎でのびのび育って、非遺伝子組換えの希少なエサを食べて暮らしているんです。抗生物質の投与も、産卵したときの1回限りなんですよ。
ツ編:
どうりで、うやうやしい佇まいだと思いました。1パックに6コ、お行儀よく並んで、育ちの良さが、漂っていますもんね。
松本:
加工にもこだわりがありますよ。製造過程で、殻をむいた卵をいったん酢に漬けますが、流通の多くが価格の安い「酢酸」を使用するところ、大地を守る会ではおなじみ「庄分酢のこだわり純米酢」を使っています(※1)。
ツ編:
あのおいしい酢を加工に? 前言撤回。
松本:
あまり知られていないことですが、栄養価も高いんですよ! 鶏卵よりもビタミンやカルシウム、鉄などを多く含むんです(※2)。うずらの卵は小さいけれども、その魅力はとても“大きい”。それなのに業界的にも売り上げが芳しくないため、生産者は減っています……。
ツ編:
でもですね、どう料理すればいいのかわからないんですよ。串に刺す以外思い当たらない。
松本:
私は「肉巻きおにぎり」ならぬ、「肉巻きうずらの卵」をよく作りますよ。甘辛く味付けたお肉とうずらの卵の相性が良くて、ぱくぱくいけちゃいます。
ツ編:
なんとすてきなアイデア。たんぱく質×たんぱく質を甘辛が受け止める、食欲をそそりますね。フライパンの上で、ころころ転がすのも楽しそうです! 私も作ってみます!
(※1)保存上うずらの卵を食酢液に漬けますが、その後水洗いして酢を落としています。
(※2)出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
大地を守る会の『うずらの卵の水煮(ツインパック)6コ×2パック』はこちら