<02>生産者に会いに行こう!: 2011年5月アーカイブ
2011年5月17日
5/14,15蒲田行進曲フェスタに参加しました。
5月14日(土)、15日(日)に、JR蒲田駅西口で行われた蒲田行進曲フェスタに参加しました。
蒲田行進曲フェスタは、蒲田駅創業100周年を記念して始まったイベントで、
本年は東日本大震災チャリティとして実施。
「絆」をテーマに震災復興の募金活動、震災復興を呼び掛ける音楽ステージなど活気のあるイベントとなりました。
実は、このイベント、蒲田西口駅前商店街及び地元のケーブルテレビJCN(ジャパンケーブルネット)さんから直々にお誘いがあったこともあり参加を決定しました。
蒲田のある大田区では被災者受け入れなども積極的に進めています。
その大田区から、蒲田行進曲フェスタのような多くの人を集めるイベントをやるからには、被災地の復興に少しでも役立てば、また、東北の応援をしたい、被災地の方に直接アピールしてほしい、と強いお誘いを受けて、大地を守る会にお声がかかりました。
福島わかば会のある福島市周辺でも風評被害のあおりを受け、販売には苦労しています。
これからはトマト、きゅうりの夏野菜の季節。育っていく野菜は、もちろん安全性を担保した上で、誰かが食べなければ、計画そのものが狂ってしまいます。
大地を守る会では「福島と北関東の農家がんばろうセット」でも
北関東・福島の野菜を積極的に販売していますが、育っていく野菜を全て吸収できるほどの需要はありません。
という訳で、福島わかば会の方を直接呼んで元気づけようと応援を決めました。
当日は、福島わかば会の生産者、丹治さん、芳賀さん、佐藤さん、降矢さんに駆けつけていただき、
トマト、きゅうり、ニラ、根ミツバを販売。なんと土曜日の朝4時に福島を発って、蒲田に到着。
土日と東京の地で、直接店頭に立っていただき、野菜を販売しました。
福島出身なのよ頑張ってねという方、福島から避難しています、という方、蒲田のみなさんはとても好意的でした。
意外なのは、放射能のこと、もっと気にしている方が多いのではないかと思うのですが、それほどないのです。このあたりはイベントに出て対面で話してみないと実感としてわきません。
大地を守る会は自主測定をはじめていて、今日販売している野菜も自主測定済みです!と言葉を用意していたのですが。
しかしなにより、試食で出したトマトときゅうりのおいしさに、「懐かしいわこのトマト、ちゃんとトマトの味がする」、野菜そのものに対する言葉が一番わかば会の方々の心に届いたのではないかと思います。わかば会の方も、野菜が売れたことよりも東京の一般の消費者と話せたことが一番の収穫と仰っていました。
2日間で、トマト900個、きゅうり500本、にら250束、根みつば120束を売り切りました。
わかば会のみなさん本当にありがとうございました。また、蒲田のみなさん応援していただき、誠にありがとうございました。こういった試みが、少しでも震災復興に役立てばと思います。これで終わりではないので、永続的に続きますように応援よろしくお願いいたします
東京新聞に掲載された丹治さんの記事「野菜買って応援」を掲げておきました。
「丹治さん実物の方がいいね!」という声もたくさん。
JCNの取材を受ける丹治さん。
蒲田行進曲フェスタの模様は、6月5日(日)19:30~JCN太田11chで
特別番組として放送されます。
シャイな降矢さんも誠実に取材を受けていただきました。
ステージで被害状況と支援を訴える丹治さん。
東北・北関東の生産者と一緒に。
やはり対面販売はいいですね。直接応援してほしい。
JCNマスコット、トンジロウもおいしそうにトマトを食べる。
地元密着のイベントでした。
大地を守る会 竹沢哲也