2013年12月24日アーカイブ

2013年12月24日

だいちサロン36回目

日時:2013年11月28日(木)

会場:遠忠商店(東京都中央区)

主催:だいちサークル・サロン部

 

今回のだいちサロンは、佃煮でおなじみの遠忠食品の代表・宮島一晃さんにご協力いただきました。会場も、中央区・水天宮のすぐそばにある遠忠商店さんのビルの3階の会議室。

宮島さんは、大地を守る社会貢献活動(CSR)をすすめる会の生産者運営委員であるだけではなく、おさかな喰楽部にも属しておられます。したがって、大地を守る会とのおつきあいも、単に製品を出荷するにとどまらず、東京集会はもちろん、さまざまな機会に出展(出店)されたり、水産関係の生産者とも交流を深めていらっしゃいます。

(写真左が宮島さん)

enchu8135.jpg

 

 

この日は、海苔の佃煮を例にとって、市販品と遠忠さんのものを、水で溶いた後振ってから静置して見せてくださいました。すると、同じ量で測って入れたのに、明らかに海苔の量が異なることがわかりました(もちろん遠忠さんの方が多い)。いかに市販品が、海苔以外の素材で量を増やしているかが見てとれました。

enchu8146.jpg

 

宮島さんは、「食の観点から関わることで、東京湾再生への思いがとても強くなった」と語ります。

プロジェクターでは、千葉県木更津沖で収穫している海苔、行徳・三番瀬のあさり、横須賀・猿島周辺でとれる昆布などの様子も見せていただきました。

参加者一同、江戸前の食材を、安心して、潤沢に食することができるようになれば、という気持ちを抱けたと思います。

  enchu8175.jpg 

 

お話が終わった後は、1階のお店でお買い物も楽しめました。

佃煮に限らず、吟味された品々が並んでおりました。

宮島さん、積極的に活動されていますね。

  enchu8180.jpg 

 

36回目を迎えた「だいちサロン」。いつものお茶をしながらのおしゃべり会とはまたちょっと違った、

勉強会の内容でもありました。

来年(2014年)も、あちこちで、いろんな企画で「だいちサロン」は開催されることでしょう。

皆様のなかにも「ぜひうちの近くでもサロンを開いて、地域の大地を守る会の会員どうしで交流したい」という方がいらっしゃったら、事務局までご連絡くださいませ。

「だいちサロン」には、いろいろな可能性があります。ぜひ皆様もご参加ください。

【予告&予定】

だいちサロン 37回目 2014年2月13日(木) 10:00~12:00 中原市民館(武蔵小杉駅近く)

「おやつ」をテーマにお話しましょう。

だいちサロン 38回目 2014年3月中旬 カフェ・スピネル(JR中央線日野駅から徒歩4分)

日野周辺にお住いの方、仲間づくりをしませんか?

だいちサロン 39回目 2014年4月中旬 wacocoro (東京都大田区)

ロハスなカフェ、wacocoroにて。 過去にも何度か開催しています。

だいちサロン 40回目 2014年5月 千葉でやりたいな、と相談しています。

 

それでは皆様からの情報もお待ちしています!

                                                                                        (だいちサークル担当 事務局)

 



東京有機クラブ・川里さんの畑に行こう!

日時:2013年11月21日(木)
会場:川里さんの畑(東京都小平市)

毎年恒例の産地交流会。東京有機クラブに所属する3家族の生産者(※)の畑を順番に会場として
います。今年は小平の川里(かわさと)さん。好天のもと、野菜の収穫や、生産者の皆さんとの懇談を、たっぷり堪能いたしました。
※小金井の阪本さん、府中の藤村さん、そして小平の川里さん。

最初は、ハウスの中で、ラディッシュの収穫。これは手で簡単にできました。

kawasato7978.jpg


人参の畑にて説明をする生産者の川里賢太郎さん。
畑の向こうに道路を隔ててマンションが建っています。都市農業の環境としてはこれが当然です。

kawasato7998.jpg


人参の収穫は、ちょっと力が必要ですが、子どももみごとにできました。
こちらの畑の向こう側も住宅が並んでいます。

kawasato8005.jpg


ほうれん草の収穫。右手前の方の手には「剪定バサミ」が。
小さな包丁でもかまいません。
刃物を使うので、この日の作業の中でも一番注意が必要でした。

kawasato8030.jpg


無事、ほうれん草を収穫した後、川里賢太郎さんを囲んでのひととき。
「今晩の夕食は"ほうれん草づくし"ね」「人参もどう調理しようかしら」
といった会話も交わされながら、会員どうしの交流にもなりました。

kawasato8041.jpg


以下、参加者からの感想をいくつか紹介いたしましょう。

●「なるべく農地を減らさないようにしたい」という言葉が心に残っています。がんばってください。
 晴れた空の下に広がる人参畑を見ているだけで幸せです(雨の日もあるのでたいへんだと
 思いますが)。〈H.Yさん〉

●都会の農業は今後も厳しい状況が続くと思いますが、創意工夫とチャレンジ精神で頑張って
 ください。何かお手伝いすることがありましたらお気軽にどうぞ(農業以外でも)。〈O.Gさん〉

●畑のある風景はいいなぁと感じました。住宅が増える中、いろいろたいへんかと思いますが、
 おいしい、安全な野菜をいただけることをありがたいと感じます。収獲という、いいところだけ
 を経験させていただき、ちょっと申し訳なかったと思いますが、とても楽しかったです。〈I.Yさん〉

この交流会が開催される11月下旬。実はこの数年、雨に降られたことはありません。
この日のように晴れていれば、まだそんなに寒くもなく、絶好の産地交流会シーズンとも言える
かもしれません。しかも、この日も「自転車」で参加された方もいらっしゃったように、消費者の
皆さんのお住いのすぐ近くで農業が営まれているのです。
来年は、順番からすると、府中の藤村さんの畑になるでしょう。
東京有機クラブの皆さんとの交流の場は、「ご近所感覚」で、しかも「じっくり・ゆったり」お話
できる、またとない機会です。
川里賢太郎さん、東京有機クラブの生産者の皆さん、貴重な農地の存続を、応援しています!

                                   (交流局 産地交流会担当 事務局)








大地を守る会の震災復興支援

生産者に会いに行こう 商品を知ろう! 料理を楽しもう! 知って学ぼう! みんなで話そう!

海外とつながろう! 安心な食べもの 食べて守る生物多様性! 農業のこと 環境のこと 大地を守る会のこと 「NEWS大地を守る」PDF版 大地を守るメディア取材 大地を守る Deli