2014年8月28日

太陽油脂石けん工場見学を開催しました

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2014年7月29日(火)「パックスナチュロン」の石けんシリーズでおなじみ、太陽油脂(横浜市)で、
小学4~6年生を対象に、「太陽油脂石けん工場見学」を開催しました。




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講座のようすです。会場には、小学生と保護者の皆さんが大勢参加しました。





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講師は、おなじみ"せっけん博士"の太陽油脂の長谷川治さんです。
長谷川さんからは、「石けんとはなにか」についてのお話がありました。



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石けんは、原料が食用油脂です。その食用油脂に、アルカリを加えて、よく混ぜることで作られます。
子どもたちがもっているのは、パーム油、オリーブ油と違う食用油にアルカリを加えたペットボトル。
ふたをしっかりしめて、会場のみんなで順番にリレー方式で振っていきます。


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参加者全員で振って、ペットボトルは先頭に戻ってきました。
こちらはパーム油を入れたペットボトル。逆さにして、下へ力強くなんどかふると、
マヨネーズ状よりさらに粘度がありそうなせっけんがでてきました。
カップに移した石けんは、1時間もすると固まります。
子どもたちは、実際に石けんを作り、石けんが出来るようすを見ることができました。




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夏休みの自由研究のためにこの講座に参加したお子さんも多いのでしょう。
実験のたびに、会場のあちこちからシャッター音がきかれました。


石けんを使った排水が川に流れると、石けん分は川の水で薄まり、
水中のカルシウムと結合し、カルシウム石けんになります。
「食用石けん」と呼ばれるもので、微生物や小魚などの餌になります。
石けん水のなかに、カルシウム石けんが出来るようすも実験でたしかめることができました。
粒状のカルシウム石けんを少しみんなで口にいれてみました。
甘くも辛くもないカルシウム石けん。
微生物や小魚だけではなく、家畜の飼料にも活用されているようです。


石けんは、自然に返ることを知った子どもたち。
きっと環境への意識も高まったのではないでしょうか?





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「石けんとはなにか」、長谷川さんのお話でわかった子どもたちは、
石けん工場見学へ出発です。

ここから先は、工場内のため撮影できません。
写真はありませんが、工場では、参加者が窓の向こうから製造のようすを見学しました。
実際にパックスナチュロンの詰め替え用シャンプーが充填されている様子をみて、
「うちのシャンプーだ!」とうれしそうな表情のお子さんも。
機械化されている流れ以外に、一つひとつ石けんを、人の手で、
成形し、仕上げている工程を見て、
手作業が多いことに驚かれる保護者の方の感想もきかれました。



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イベント会場に戻って、最後に、子どもたちは石けん作りをしました。
フレーク状の石けんをこねて、まとめ、型に入れて、とりだします。
そのうえに、押し花をのせてできあがり。
この夏、子どもたちは世界でたったひとつのせっけんを手にしました。




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