稲作体験: 2007年9月アーカイブ

2007年9月12日

大地の稲作体験・稲刈り編 -収穫の歓び

 

台風報告のあとに心苦しいけど-

 

9月9日(日)

今年の 『大地を守る会の稲作体験2007』 も収穫を迎える。

暑さ寒さを乗り越えて、台風にも負けず、稔ってくれた田んぼ。

ちょっと色が濃いのが気になるところだが・・・

 

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実りの秋!到来。

というわけで、今回も120人を越す参加者が集まり、鎌を持っての稲刈りに、いざ!

 

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今回は能書きよりも、写真で雰囲気を楽しんでいただきましょうか。

 

まずは技術指導。さんぶ野菜ネットワークの綿貫直樹さん。

若手のなかの、理論家の一人である。

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作業はどんどん進む。

鎌を持っての手刈りだが、怪我人は出ない。

 

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体験田の地主であり師匠でもある佐藤秀雄さん。

密かに「さんぶのゴローちゃん」(TVドラマ「北の国から」の田中邦衛に似てる?)と呼ばれる。

バインダーを使っての稲刈りを実演してくれる。

 

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お父さんについて、子どもも頑張る。

 

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頑張る。

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「子どもが何だか成長してたくましくなったような気がする」
そんな感想が聞かれる。嬉しい瞬間である。

 

ぼくらの稲! イェーイ!

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どんな年でも、この田んぼは倒れたことがない。


93年の大冷害の年も、フツーに実った田んぼである。


今年も収穫、終了!

 

楽しいけど、意外とキツイのが稲刈りである。

ひと仕事終え、充実感あり。

カンパーイ!

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生き物ハカセ・陶(すえ)先生の、最後の「田んぼの生き物」授業。


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今年も新たに13種の生き物が確認され、リストに追加された。

その中には希少種・ヤマサナエも含まれる。

これで体験田で発見された生き物リストは133種となった。

生き物を育む田んぼの力を、感じてもらえただろうか。

 

今年は、田んぼの一角で古代米(赤米・黒米)も植えてみた。

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こちらも量は少ないけど、何とか収穫にこぎつける。

 

最後に全員で記念撮影。

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皆様、お疲れ様でした!

 

あとは脱穀-籾すり-精米-袋詰め、という作業を経て、参加者の元へお届け。


届いてからの感想が、実はけっこうドキドキなのである。


どうも僕らは、安全性や生き物の多様性という観点が強く、


味まで追求するプロの技術がまだない。これは認めざるを得ない。

 

ともあれ、今年もイベントとしては無事終了。

 

夜の生き物観察会(蛍見会)の実施や、

インターネットを使っての参加者間のコミュニティサイト(SNS)の試験など、

新しい試みにチャレンジしてくれた実行委員諸君。

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土日を返上してのボランティアの連続。お疲れ様。

だんだんオレの居場所(存在価値)がなくなりつつあるのが気になるところだけど、

来年もさらにレベルアップさせてくれたら、

苦節18年、この企画を続けてきた者として、こんな嬉しいことはないです。

目指せ20周年!かな。

 



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