2010年4月 4日

「稲作体験田」 の種まき

 

4月に入り、こちら千葉・山武での 「稲作体験2010」 の米づくりも、

いよいよ本格始動。

田んぼをお借りしている佐藤秀雄さんの畑にて、今日、種を蒔きました。

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秀雄さんから教わっている苗作りのやり方は丘苗代 (おかなわしろ) と言って、

田んぼの中に苗代をつくるのでなく、畑に蒔きます。

種籾は、無消毒のコシヒカリ。

これをただ蒔くのでなく、最初に塩水選による種籾の選別から始まり、

温湯による消毒をやってから、1週間水に漬け、

次にぬるま湯に漬けて、ハト胸状に膨らんでちょこっと芽が出た状態まで持っていきます。

こういった前段の作業は、プロである秀雄さんにやっていただいています。

 

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さて、苗代となる畑をきれいに掃き清める秀雄さん。

雑草の種などが落ちてない土であることがポイントです。

 

そして、種まき。

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パラパラと、できるだけ均質になるように蒔きます。

 

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今年はどうも発芽の調子がよくない、と秀雄さんは心配しています。

長年同じようにやっていても、年によって違うのでしょうか。

それでも、「まあ、出るっぺよ」 と、そこは素人にはよく分からない判断がはたらくのでした。

 


種が蒔き終わったら、土をふるいにかけながら、薄くかぶせていきます。

秀雄師匠に怒鳴られながら、実演するのは今年の実行委員長、石川遼、

じゃなかった、 栗本遼くん。

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土をかぶせ終わったら、パイプを半円形に刺して、

ビニール、じゃなかった、ポリエチレンのシートをかけます。

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風で飛ばされないようにロープで縛って、

周りに土を寄せて、作業終了。

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これから日々、苗の状態や温度を見ては、シートを空けて調節したりしながら

育てていきます。

「苗半作」 とか、人によっては 「苗七分作」 とか言われるほど、

苗づくりがその年の出来を左右する、大事な仕事です。

 

今日も気温が上がらず、肌寒い一日でした。

これからの天候が心配です。

 

念のために補足すると、

この苗づくりの方法では、田植え前の苗とりが手作業になります。

そして田植えも手で植えることになります。

「稲作体験」 は、消費者の方々に体験してもらう企画なので、

あえてご当地の伝統的な手法にのっとってやっています。

 

田植えは、5月23日(日)。

どうか順調に伸びてくれますように。

 

栗本実行委員長の種まき姿を 「田んぼスケープ」 にもアップしてみました。

高知からはもう始まった田植えの様子が、

宮城からは千葉孝志さんのソーラーパネル設置完了の写真がアップされ、

こちらもだんだんと賑わってきている今日この頃であります。

 <注>

「田んぼスケープ」 にアップされた写真は、順次更新されています。

過去の写真を見る場合は、画面下のカレンダーのところをクリックして下さい。

また 「田んぼスケープ」 に投稿される場合は、ケータイからお願いします。

パソコンからでは、まだはじかれる可能性がありますので。

 



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