2011年2月19日
15回目のあらばしり体験-大和川交流会
一週間の間が空いちゃったけど、アップしておきたい。
お前はこの日のために生きているのか、と言われても否定しない、
年に一回の 「大和川交流会」。
大地を守る会オリジナル純米酒 「種蒔人」 の新酒絞りに合わせての
酒蔵での交流会である。
このお酒が造られた最初の年が1994年 (当時の銘柄名は 「夢醸(むじょう)」 )。
3年後の97年から、新酒完成を祝う交流会が欠かさず続いてきた。
2月12日(土)、会津・喜多方にある 「飯豊(いいで)蔵」。
30年ぶりとも言われる豪雪に包まれながら、寒仕込みの真っ最中だ。
今年の交流会参加者一行は、挨拶もそこそこに、
発酵途上のお酒を試飲して回る。
純米吟醸、純米大吟醸、大吟醸・・・・これはあと10日、こっちはあと20日。
う~ん、たまりませんな、この至福。
そして今まさに絞り中の 「種蒔人」 。
絞りたて、荒ばしり(新ばしり、とも) ・・・を一献。
よし! 今年もいい酒になった。
真剣な顔あり、「予は満足じゃ」 ふうあり。。。。
厳しい夏を乗り越えてくれた原料米・美山錦と、
飯豊連邦に育まれた水に、今年も感謝!
「種蒔人」 新酒が会員の前にお目見えするのは27日、
「大地を守る東京集会-大地を守る会のオーガニックフェスタ2011-」
懇親会の鏡開きにて。
どなた様もどうぞ奮ってご参加ください。
さあ、交流会へ。
昭和の時代まで、大和川酒造の酒づくりを支えた蔵。
今は「北方風土館」と名を変えて、見学蔵になっている。
当時のたたずまいを残し、酒造りの道具などが陳列されている。
見学コースの最後にはテイスティングルームも用意されている。
今年の交流会は、餅つきから。
9代目、佐藤弥右衛門さん。
弥右衛門襲名なんて、時代がかっていると思ったもんでしたが、
名乗ってみるとその重さも感じてきましてね。
地域の文化や伝統を守ろうと走り回っていた先代の遺志も
ボチボチと継いでいかなきゃって、ま、色々やってます。
原料米生産者、ジェイラップ代表・伊藤俊彦さん。
ずっと食べ続け、飲み続けてくれる消費者のお陰で、私たちも進化して今日があります。
昨年は本当に厳しい米づくりでしたが、そのぶん強い米に育ったと思います。
よくぞ頑張ったと褒めてやりたい。
いい酒に仕上がって、今年の感動はひとしおです。
乾杯の音頭は、「稲田稲作研究会」 会長、渡辺義勝さん。
あとはもう、解説なし。
会津料理に舌鼓を打ちながら、
できたばかりの種蒔人に大和川自慢の清酒の数々をいただく。
なんと鑑評会出品作品まで登場して、場はどんどん盛り上がる。
毎年書いているような気がするが、
いつの年だったか、参加者が漏らしたひと言
「この交流会は、まるでこの世の天国!」 を、今年もまた実感いただけたようで、
主催者としては望外の喜びである。
交流会後も、熱塩加納村の宿で、深夜まで語り明かす。
空いた一升瓶が、、、ウン本。
朝の青空がまぶしい。
大和川交流会が終われば、鏡開きまで2週間。
モードは一気に東京集会となる。