2011年8月23日

脱原発と自然エネルギーを考える・・・前に

 

立秋を過ぎて、やけに暑くなったり、一転して涼しくなったと思えば

また暑くなったり、、、ゲリラ豪雨に泣いている産地があるかと思えば、

北海道からは昨年以上の不作が伝わってくるこの頃。

皆様、体調のお加減はいかがでしょうか。

千葉・幕張でクマゼミを見る前に、埼玉・飯能でヒグラシの合唱を聞かされるという、

不思議な夏です。

 

今日も習志野物流センターに駆り出されて、テレビの取材を受けました。

日本テレビで平日の夕方に放送されている 「News every.」 という報道番組。

例によって放射能測定体制と、「子どもたちへの安心野菜セット」 について。

 

シンチレーション・サーベイメータによる入荷した野菜全ロットの一次検査、

ガンマ線スペクトロメータによる二次検査、

そこで 「不検出」(検出限界値・10Bq以下) を確認した野菜で構成される

「子どもたちへの安心野菜セット」。

しかし実際は、今やほとんどの野菜が 「不検出」 になってきていることも

付け加えながら説明させていただいた。

 

事故渋滞等で取材班の到着が遅れ、取材自体も少々長引いたこともあって、

農産グループ内の会議をパスして、対応する。

本職がおろそかになっていないか・・・・・と自問しながら。

 

放送は25日の夕方とのこと。

今回はパワー不足だったかも。。。

 

さて、8月18日(木)から19日(金)、

千葉・新習志野にある幕張セミナーハウスにて

「脱原発と自然エネルギーを考える全国生産者会議」 を開催したので、

その報告をしなければならない。

この会議には、けっこう気合入れたつもりである。

 

僕らが25年前から主張し続けながら、止められなかった原子力発電。

みんなが大切に育んできた田畑にも放射能は降り、

もっとも恐れていた事態が現実のものとなった。

その度合いと体への影響については様々な議論があるところだが、

はっきり言えることは、放射線の影響は限りなくゼロであることが望ましいこと、

そしてやっぱり、こんな厄介なものと未来永劫にわたって共存することはできない、

ということだ。

 

そこで改めて、大地を守る会の生産者の総意として、

きっぱりと脱原発社会を目指すことを宣言しようではないか。

しかもただ  " NO!"  の意思表示で終わることなく、

分散型・地産地消型の自然再生エネルギー社会を、みんなの力で推し進めよう。

我々の  " 提案型運動 "  として。

 

e11082101.JPG

 

集まった生産者・メーカーは全国から約150名。

1日目は講演を中心にした勉強会。

2日目は各地で取り組まれている実践例をもとに生産者同士で意見交換を行なう、

という設定。

 

お願いした講師は、農林水産副大臣の篠原孝さんと、

NPO法人・環境エネルギー政策研究所の飯田哲也(てつなり) さん。

ともに3.11以降、精力的に政策提言を行なってこられた方である。

 

e11082102.JPG

 

篠原孝さん。

「元」 副大臣と紹介しなくてすんだようだが、政局騒々しい中、

本当に来れるのか、随分と気をもませられた。

 

概要の報告は、ゴメン、、、次回に。

忙しい々々、を口ぐせにしながら、夜は都心での会合に出かけ、

またついつい飲んじゃったのでした。

 

お二人の講演内容は、USTREAM でもアップしたので、

きっちりと聞いてみたい方は ↑ で。

取り急ぎ動画のご案内で、今日のところは・・・ スミマセン。

 


 



大地を守る会のホームページへ
とくたろうさんブログへ