2014年6月11日
進めよう! 地域がつくる自然エネルギー社会
6月に入って、少々気持ちの落ち着かない状態になってしまっているので、
前回のブログ以降の動きを手短に辿ることでお許し下さい。
「ご当地エネルギー協会」 設立で盛り上がった一週間後の
5月31日(土)、場所は同じ 「Daichi & keats」 にて、
「大地を守る会 自然エネルギー食堂」
なる企画が催されたので参加する。
主催したのは 「顔の見えるエネルギーコンペ事務局」 のスタッフたちで、
すでに 「大地を守る会の活動レポート ブログ大地を守る」 にて
レポートされているので、詳細はそちらに譲りたい。
第一回のテーマは 「地域がつくる自然エネルギー社会」。
前半は、持続可能なエネルギー社会に向けて、
現在の流れや方向について学ぶ。
講師は、 NPO法人環境エネルギー政策研究所の古屋将太さん。
後半は交流会。
僕がこの会に出なければと思ったのは、二人の生産者に会うためだった。
大内督さん(下写真右) と近藤恵さん(同左) 。
昨年実施した 「顔の見えるエネルギー・コンペ」 で
最終選考まで残った
「二本松有機農業研究会」(福島県二本松市) のメンバーだ。
支援先としては選ばれなかったのだけど、
提供した奨励金(50万円) をもとに、実に精力的に各地を視察し、
学んできた。
二人がいま考えているのは小水力発電なのだが、
水系利用となると地域の理解と協力が必須となる。
「なかなか道のりが遠くて・・・」
と大内さんは笑いながら語る。
そこで長野でのミニ水力発電の成功例を紹介し、
見に行ってみないかとお誘いした次第である。
二本松有機農業研究会自慢の有機人参ジュースが
ウェルカムドリンクとして配られ、
研究会の野菜を使ったオードブルやサラダ、玄米おにぎりなどを頂く。
二人はテーブルを回りながら参加者と語り合う。
時間はかかっても、何とか形になるまで
二人を応援し続けたいと思う。
二日前の 5月29日には、喜多方で会津電力(株) による
雄国太陽光発電所の建設が始まった。
敷地面積 2万 6千 ㎡、太陽光パネル 3740枚、
最大出力 1000kW(1メガワット)、年間売上見込みは約 3400万円。
冬季の積雪対策のため地上約 2.5メートルの高さに設置する。
自然エネルギーの体験学習施設も併設予定である。
起工式の安全祈願祭で、
かま入れをする佐藤彌右衛門社長。
(福島民報ニュースから)
続いて市長や議員さんたちによるくわ入れが行なわれ、
雪が降る前の10月末には、雄国山麓にメガ級の発電所が出現する。
後発隊のためにも成功させなければならない。
彌右衛門さんのほんとうの戦(いくさ) はこれからだ。
僕の 「種蒔人」 消費量も上がっていくばかりである。