2010年10月18日

イタリアンの国産米粉パスタ饗宴-東京野菜で応援!

 

東京駅前・丸ビル1階にある 丸の内カフェ ease (イーズ)」 にて、

今日から始まった食のイベントをご案内させていただきます。

 

4名のイタリアン・シェフが、

国産(新潟産)米粉と東京野菜・東京魚を使ったオリジナル・レシピで競演する

 秋の情熱 ご馳走パスタ

米粉にアモーレ!

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期間は本日18日から31日までの2週間。

前半(~24日)が、「イル ギオットーネ」 笹島保弘シェフによる

「金目鯛と東京野菜のもっちもち米粉タリアテッレ」、

そして西麻布 「アルボルト」 片岡譲シェフによる

「米粉のスパゲティ ~フレッシュトマトソース、伊豆七島のイサキと共に~」 の2品。 

後半(25~31日)が、「アンティカ オステリア デル ボンテ」(丸ビル36F)

ステファノ・ダル・モーロ総料理長による

「米粉のタリアテッレ ~豆乳スープ仕立て、金目鯛と東京野菜のメリメロ~」、

そして「Essenza」(丸ビル5F) 原田慎次シェフによる

「チェリートマトと水菜の米粉ペンネ、イサキのカリカリポワレ添え」 の2品。

いずれもミニサラダ、米粉のシフォンケーキ、ドリンク付きで1,000円。

ランチ企画なので時間帯は11:30~14:00まで。

 

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丸の内を舞台に展開されている 「食育丸の内」 のランチ企画第3弾となった本企画。

今回のテーマは、「都産都消」 そして 「食料自給率UP」。

いずれもそうそうたるシェフのオリジナル・レシピに、

東京有機クラブ(阪本啓一、川里賢太郎、藤村和正) の水菜と小松菜で参画しています。

 

夕方、「丸の内カフェ ease」 を訪ね、望月料理長から初日の反響をお聞きする。

反応は上々で、想定した二日分くらい出ちゃったとのこと。

「モノも良かったですよ」 にホッとする。

 


「食育丸の内」-

「大人の食育」 を掲げ、 まずは大人から食に対する知識を持つこと、

そして生産者・消費者・レストランの連携によって、

" 心身ともに健康になる社会づくり "  を目指して活動を展開しようというプロジェクト。

 

 

旗振り役は、丸の内エリアに出店しているレストランの

オーナーシェフたち26名で構成する 「丸の内シェフズクラブ」。

会長は大御所、服部幸應さん。

ジャンルを超えて情報交換をしながら、食に関する新たな提案を仕掛けている。

 

「食育丸の内」 活動の推進母体である 「丸の内地球環境倶楽部」 では

「都市の食」 のあるべき姿をビジョンとガイドラインにまとめようとしていて、

僕もその検討委員会に参加させていただいている。

東京のど真ん中で提供する 「食」 とはどういうものであるべきか。

そのビジョンとモデルづくりは、けっしてモノが集中する都市の我がままではなくて、

東京だからやらなければならない責任の表わし方にもなるだろう

と思って、参加してきたつもりだ。

おいしい食、安全・安心な食、身体にいい食、自然とつながる食、

人とつながる食、地域とつながる食、本物を知る食、創造力を育てる食、

世の中を変える食、自分でつくる食・・・・・と、ようやく

  " 10のビジョン "  としてまとめられようとしている。

 

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ビジョンは言葉で終わるものでなく、それに基づいた行動指針が策定され、

生産と消費をつなぐ魅力あるプランを、具体的に創出させていかなければならない。

国産の食材を大切にする、食の安全性や環境にも配慮する、は当たり前の柱として。 

 

今回のランチ企画に合わせてくれたのか、

今日、ネット・マガジン 「丸の内ドットコム」 に、

シェフご推薦の東京野菜生産者として、川里弘・賢太郎親子がアップされた。

こだわり食材と出会える 「青空市場 × 丸の内マルシェ」 のコーナー。

「シェフをうならせる東京の食材の実力」 -小見出しも嬉しい。

よかったら覗いてみてください。

 

先月、取材の記者さんをお連れした時の様子。

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8月のミクニマルノウチでの試食会で好評を得た川里さんの島オクラ。 

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実は9月にシェフズクラブのレストランからリクエストが入ったのだが、

「もう終わりなんです。 残っているのも 『山藤』 の契約分のみしかありませ~ん」

ということで、来年に向けての応相談となった。

トップ・シェフが 「採用しよう」 なら、こっちは 「じゃあ作ってやろう」 である。

美しいビジョンを実現させるにも、この人たちをつなげなければならないわけだ。

流通者(ネットワーカー) の苦労は、そのためにある。

 

 

さて、その足で新丸ビル10F-エコッツェリアに向かう。

夜は 丸の内地球環境倶楽部 主催 『地球大学アドバンス・第35回』

 - TOKYOから提案する新たな 「地球食」 のデザイン。

 今回のゲストは、丸の内シェフズクラブのコーディネーターであり、

都市の食ビジョン・ガイドライン検討委員でもある、

「オテル・ドゥ・ミクニ」 オーナーシェフ・三国清三さんだったのだが、

すっご~いサプライズ! つきのセミナーになったので、明日はその続きを。

 



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