2014年2月18日
大雪被害-緊急支援のお願い!
1月下旬からあれもこれもと動きまくり、
土日も出ずっぱりで、まったく書けない日々が続いた。
かくして、未完成のまま残っている日記が 7 本。
書くパワーが落ちた要因がもう一つあって、
2月3日、神奈川・黒崎有機栽培研究会の石渡剛さんが亡くなられた。
1月15日の神奈川新年会で楽しく飲んだばかり。
まだ 46 歳という、いよいよ脂が乗ってきた後継者である。
あまりに突然のことで、ご家族の驚きと悲しみはいかばかりか。。。
言葉も浮かばず、ただ絶句するのみ。
それでもお父さんの稔さんからは、
恒例の 「春の三浦・大根収穫祭」(3月22日) は予定通りやろう、
と言ってくれている。
この場を借りて、謹んでご冥福を祈りたい。
・・・・・と、その間にも記録的な豪雪が 2 度も襲ってきて、
とんでもない事態が起きている。
山梨など数か所で、交通が遮断されて配送が不能になってしまった。
お届けできなかった会員の方々には本当に申し訳ありません。
一方生産地では、福島から長野まで、
軒並み・・・ パイプハウス倒壊の連絡である。
集められた情報一覧は、こんな文字で埋め尽くされている。
・積雪 1m。 葉物ハウス、育苗ハウス、ともに潰れた。 ヤマト便来ず、出荷できない。(群馬)
・積雪 1m。 育苗ハウス潰れた。5月出荷の苗を搬出中。(群馬)
・積雪 1m。 ホームセンターの雪かきスコップも売り切れ、板の棒をつけて売ってた。(長野)
・積雪 1m。 家の周りの雪かきで精一杯。 桃のハウスが潰れた。
ブドウのハウスも2棟やられた。 樹は大丈夫だと思うが、畑まで行けない。(山梨)
・積雪 70 cm。 トンネル潰れて雪に埋まっている。 今後の成育? 分からない。(埼玉)
・積雪1m。 工場は大丈夫だが、物流が動かない。(長野)
・春から出荷予定の人参・かぶ・大根のトンネルがすべて潰れた。
畑に入れず、来週まで出荷見込み立たず。(埼玉)
・ホウレン草を出していたメンバー全員のハウスが倒壊、出荷断念。
自衛隊の作業者が集結してきている。(長野)
・昨年張り替えたばかりのハウス倒壊。 歳だし、もう直せない。(長野)
・全棟倒壊、今年の出荷はなくなる。(埼玉、卵)
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読むだけで、ドキドキしてくる。
写真は、群馬県倉渕村(現高崎市) に就農した元社員・鈴木康弘さんから
スタッフに送られてきたもの。
夜8時に雪下ろしをして、夜中にもう一度行こうとしたが、積雪でハウスに辿り着けず。
停電にもなり、ハウスに謝りながら家に戻った、と書いている。
倉渕だけでもかなりのハウスが潰れていて、
目を疑うような光景が広がっているという。
3.11 は別として、僕が大地を守る会に入社して以来 31年になるが、
おそらく最大規模の損害になるだろう。
保険だけでは再起できない人も出てくるかもしれない。
「もうダメだ。 農業は終わりにしようと思う」 との声も、
福島から聞こえてきている。。。
いま社内では、義援金募集の準備に入っています。
社員を募って復旧作業ボランティア隊を結成しようという声も上がってきています。
週末(22~23日) に開催する
「大地を守る会のオーガニックフェスタ(東京集会)」 でも、
緊急カンパ箱を設置する予定です。
たくさんの方々のご支援をお願いしたいところです。